ガンという暗く長いトンネルに迷い込んだ37歳のクリスティーナ。最後まで希望を捨てないその姿が教えてくれるのは、生きる喜びと愛することの素晴らしさ。
クリスのアラスカでの生活と、アラスカに至るまでの道中、妹のナレーションが交互に挟まれる構成である。 裕福な家庭に生まれ、物質的に恵まれた環境で育ったクリス・マッキャンドレスは、エモリー大学を優秀な成績で卒業する。両親はハーバードのロースクールに進学することを望んでいたが、幼い頃から不和を見せつけられ、金で物ばかりを与えようとする両親に嫌気が差していたクリスは、学資預金を全額寄付し、世界の真理を求めアラスカへと旅に出る。
大富豪だった父の財産を引き継いだ実業家・ニコラスは、父親が自殺した年齢である48歳の誕生日を迎える。久しぶりに会った弟は誕生日プレゼントとして、CRSという会社の紹介状を渡す。その後、たまたまCRS社のオフィスを見つけたニコラスは軽い気持ちでCRSの提供するゲームに参加することとなったが、その後、次々とニコラスの身の回りで不思議な出来事が起き始める。
初老の紳士マチューは、小間使いとしてやって来た若く美しいコンチータにすっかり魅了されるが、コンチータはマチューの元から逃げ去ってしまう。その後もコンチータは何度もマチューの前に現れるが、その度に異なる表情を見せて彼を翻弄する。
高校生デイビッドは、1950年代のホームドラマ“プレザントヴィル”にハマッていた。そんな彼はある日、双子の妹ジェニファーとリモコンでチャンネル争いをしていると、いつの間にかプレザントヴィルの世界に入ってしまう。2人が主人公パーカー家の子供となったその白黒の世界は、暴力も性描写もなく平穏そのもの。だが、本能のままに行動するジェニファーによって、モノクロの世界は次第に色づきはじめていく…。
田舎の弱小高校バスケット部にやってきた新任コーチの型破りな指導法は、町の人々の反感を買うが、次第に心開く人も現れ、チームを州決勝大会へと導く。ジーン・ハックマン主演のスポーツ・ドラマ。
フランス領インドシナで広大なゴム園を経営する美貌の仏女性エリアーヌ。養女カミーユが、そうとは知らずにエリアーヌの元恋人である将校と恋に落ちて……。皮肉な三角関係を綴ったカトリーヌ・ドヌーヴ主演作。
療養のためにオーベルの村を訪れたゴッホは、医師ガシェの娘マルグリットと出会う。ゴッホはマルグリッドをモデルに絵を描き始め、やがて2人は親密さを増していくが……。
デンマークの郊外で両親や3歳年上の姉カロリーネと平和に暮らす、サッカー好きの11歳の少女エマ。けれどもある日、姉妹を前にして、両親が離婚することを突然宣言。その原因は、これからは女性として生きていきたいという父親のカミングアウトにあった。以後、ホルモン治療によって父親は日ごとに女性化し、名前もトマスからアウネーテへと変化。事態を冷静に受け止める姉とは対照的に、エマは当惑といらだちを隠し切れず……。
サンタクロースことニコラス(ポール・ジアマッティ)の兄フレッド(ヴィンス・ヴォーン)は、弟とは大違いのダメ人間。努力はしたもの弟のような善人にはなれず、悪事を働き刑務所に入ってしまう。兄思いのニコラスは「北極でクリスマス用のおもちゃ作りを手伝うこと」を条件に、フレッドの保釈金を立て替えるが……。 聖人サンタクロースのデキの悪い兄が引き起こす大騒動を描いた爆笑コメディー。製作をヒットメーカー、ジョエル・シルヴァーが手掛け、『シャンハイ・ナイト』のデヴィッド・ドブキンが監督を務める。サンタの兄フレッドに『ドッジボール』のヴィンス・ヴォーン、模範的な弟のサンタクロースを実力派ポール・ジアマッティが好演。さらにレイチェル・ワイズ、キャシー・ベイツ、ケヴィン・スペイシーらオスカー俳優が共演する豪華キャストも見逃せない。