もはやシルクの公演に欠くことのできないクラウンや身体中に花を飾ったグリーン・バード、小さな三輪車を乗り回すウォーカー等、ユニークなキャラクターが総出演!

ポーランドのダンチッヒを舞台に、3歳で自らの成長を止めた少年オスカルの視点で、1927年から1945年の激動の時代を描いた異色の大力作。ブリキの太鼓を叩き、奇声を発しガラスを割るという不思議な力も身につけたオスカル、従兄との不倫を続ける母、臆病者の父、画面は時代が産んだ奇異なキャラクターとグロテスクな描写に溢れ、その毒気たるや凄まじいばかりのものである。

モンマルトルで働く 2 人組の道化師マイスとベビーの 1 日をドキュメンタリー風に描いた、メルヴィルのデビュー短編。パリの歓楽街で舞台に立つ男たちの日常をユーモアとペーソスたっぷりに活写。人生の裏街道を生きる者たちを終生追い続けたメルヴィルならではの傑作!