学校でも家庭でも問題児となっていた8歳のイシャーン。勉強が苦手な彼は代わりに空想が好きだった。近所の年上の男の子を取っ組み合いの喧嘩をしたイシャーンは、父親に次に問題を起こしたら寄宿学校に入れると言われてしまう。 すこぶる悪い点数のテストを両親に見せられずサインをもらえなかった彼は、授業をサボってしまう。欠席届を出さないといけなかったため、兄のヨハンに書いてもらう。しかしある日、その欠席届が父に見つかってしまう。約束を守れなかったイシャーンに対して激怒した父は、友人のコネを使いすぐにイシャーンを寄宿学校に転校させる。 学校にはいままでよりさらに厳しい先生たちがいたうえ、家族に会えない寂しさが募り、イシャーンにとって非常に辛い環境だった。とうとう完全にふさぎこんでしまうイシャーンだったが、ちょうどその時、臨時で新しい美術の先生ニクンブ が赴任してくる。 ニクンブはイシャーンの様子を見て、彼は失読症であることを見抜くが…。

南米の港町ブエノスアイレスに流れ着いたジョニー。町のカジノでイカサマがばれ、殺されかけたところをカジノのオーナー、マンスンに助けられる。そして才能を見込まれ、片腕として雇われることに。ある日、マンスンは旅先から若い妻を連れて帰ってくるが、その妻こそがジョニーの人生を狂わせた、かつての恋人ギルダだったのだ...。

田舎町のマッチ工場で働く少女・イリスは、稼いだわずかな金で母と義父を養っていた。ある日、彼女は給料で衝動的にドレスを買ってしまう。怒った義父に殴られ、母に返金を命じられたイリスは、家を飛び出し、ディスコで出会った男性と一夜を共にするが…。

仕事に人生をささげた大富豪エドワード(ジャック・ニコルソン)と、家族のために地道に働いてきたカーター(モーガン・フリーマン)は、入院先の病室で知りあった。共に余命は6か月。やりたいことをすべてやり尽くそうと決意し、無謀にも病院を脱出。“やりたいことリスト”を手に、さまざまなことに挑戦する。

1948年、テキサス州ヒューストン。オーロラは自分が産んだ娘をエマと名付ける。夫と死別した後、手塩にかけてエマを育てるオーロラにとって何よりの楽しみは、エマの成長だった。しかし、21歳になったエマはオーロラの反対を押し切って、ある大学教師と結婚してしまう。エマが去ってから1年後、オーロラの家の隣に住む元宇宙飛行士ギャレットは寂しそうなオーロラを慰める。オーロラはエマとの関係をすべて切り捨てる。

第76回アカデミー賞最優秀外国語映画賞に輝いた、親子の絆と人生の終幕を温かく描き出した珠玉の感動作。愛する家族や友人たちに囲まれて「さようなら」と微笑む父の姿が、いつまでも忘れられない。

ドラッグが蔓延するブルックリンの劣悪なエリアを舞台に、ドラッグ中毒であるカリスマ歴史教師と彼の秘密を知ってしまった女子生徒の交流、教師の闇からの再生を描く。ライアン・ゴズリング主演による幻の衝撃作。