性的暴行被害に遭った女性が、逆に加害者から殺人未遂で訴えられてしまう。彼女の弁護を申し出た元弁護士がレイプがまかり通るインド社会に挑戦状を叩きつける。

ニューヨークのデパートで、サンタクロースとして雇われた白ヒゲの老人クリス・クリングル。クリングルのサンタは評判を呼ぶが、彼は「自分は本物のサンタだ」と主張し、ついには裁判が開かれる――

全米一悪名高きアルカトラズ刑務所を閉鎖に追い込んだ、一人の囚人と彼を支えた若き弁護士の友情を描く、実話の映画化。死刑確実と言われていたアルカトラズ刑務所内で起こった殺人事件を担当することになった若き弁護士ジェームスは、犯人の囚人ヘンリー・ヤングを調べていくうちに彼の有罪に疑問をもつようになっていった。やがて彼はアメリカ合衆国に真っ向から闘いを挑んでゆく……。

19世紀後半のNY社交界を舞台に繰り広げられる、貴族階級からはみ出た伯爵夫人と、その幼なじみの弁護士の静かな恋愛を描く。イーディス・ウォートンの原作に基づいたM・スコセッシによる、“斜陽”の物語。オペラ観賞に訪れた弁護士のニューランドは、幼なじみの伯爵夫人エレンに再会する。彼女には離婚を認めようとしない夫がいて、彼にも婚約者がいた。そんな状況の中で、奔放な彼女に心惹かれていくニューランド。しかし、上流階級の掟は二人を許そうとはしなかった……。アカデミー衣装デザイン賞を受賞した絢爛豪華な舞台の中で、D・D=ルイス、M・ファイファー、W・ライダーなど、魅力的な顔合わせで描かれる禁じられた大人の愛を、スコセッシは切なく、感動的に再現。抑圧された世界でこそ生じる葛藤と胸の高なりを与えてくれる。

ダン・ギャラガー(マイケル・ダグラス)は、ニューヨークの弁護士。彼は妻がいない間に、魅力的な女性アレックス・フォレスト(グレン・クローズ)と関係を持ってしまう。その情事が過ちだったと思い身を引いたダンは、全ては終わったと考えていた。だがアレックスは、彼自身や彼と過ごした時間を捨て去ることはできなかった。今日も、明日も、これから先もずっと……。彼の家庭を破滅させてまでも、彼女は執拗に彼を求め続けた。

有能と評価が高い首席検事補ラスティだが、美人の女性検事補キャロリンがレイプされ、惨殺された事件を担当することになるが、内心激しく動揺する。ラスティは以前、キャロリンを愛人にしていた時期があったからだ。キャロリンは検事局の他の男性たちとも関係を持っていたとはいえ、嫌な予感は的中してラスティは容疑者として逮捕されてしまう。続いて開かれる法廷で、ラスティは自分の身の潔白を証明することになる。

合衆国憲法で定められた“二重処罰の禁止”を知った服役中の女性が、自分を罠に陥れた夫に復讐する。“同じ人間を2度殺す事はできない”という法律の落とし穴“ダブル・ジョパディー”をうまく利用した脚本が面白い。

1930年、ロサンジェルスのハイウェイ沿いにあるガソリンスタンドの安食堂。ここにひとりの流れ者がやって来る。食堂の女房の体に魅せられた男は、そこで働くことにした。やがて二人は情事を重ねるが食堂の主人はまったく気づかない。そして二人はついに、恐ろしい計画を実行に移すのだが…。

エル・サルバドルで一般市民を殺害したとして逮捕された、海兵隊特殊部隊の夫の無実を晴らそうと奮闘する女性弁護士の姿を描く。

イエメンのアメリカ大使館が包囲された。救出に向かったチルダース大佐率いる海兵隊は、暴徒と化した一般市民を制圧するために銃撃を開始し、多数の死者が出てしまう。大佐は英雄なのか殺人者なのか? 戦闘シーンも迫力の軍事裁判ドラマ。