ユエン・ウーピン監督が、19世紀中国の武術家ウォン・フェイフォンの弟子である実在の人物ラム・サイウィンの活躍を、サモ・ハン・キンポー主演で描いたカンフーアクション。ウォン・フェイフォンの道場・宝芝林に入門した正義感の強い青年ウィンは、コウ師父率いる五龍堂道場のずる賢い門下生たちと対立してばかりいた。そんなある日、ウィンはコウ師父の息子ホイに殺人の濡れ衣を着せられ、口封じのために弟まで殺されてしまう。復讐を決意したウィンは必殺拳・十二橋を修得し、強敵たちに立ち向かう。

両親を早くに亡くし、二人きりで育った兄弟の兄(サモ・ハン)はちょっとオツムが足りず、刑事の弟(ジャッキー)の足を引っ張ってばかり。ある日、弟が追う密輸組織が兄貴を人質にとる。

興隆は、哲学と修身とクンフーを学びたい、気のいい若者。実の爺さんと特訓修行の為に人里離れたあばら家に引っ越して来るが、肝心のクンフーはポーズばかりで全然身に付かない。そんな中、訓練に飽きた興隆は爺さんに隠れてさびれたカラテ道場の用心棒となる。腕によりをかけ、次々に道場破りを倒していったことから人気は上々。道場は盛り返し、彼も爺さんの薬代を稼げたが、そんな矢先、爺さんは悪逆な政府が雇った殺し屋に殺されてしまう。

ウー刑事に頼まれてパタヤ・ビーチにやってきたキッド率いる5人組。ウーはキッドと共に情報を握る人物との接触を試みるがその男は彼らの前で3人組の殺し屋に惨殺されてしまう。その頃、マッスル、リッキー、ラッキーの3刑事は麻薬取引を捜査中。ギャングの抗争で命を狙われている麻薬組織のボスを護衛中、目の前でパタヤと同じ3人の殺し屋にボスをころされてしまう。3刑事と暗殺集団、そしてなぜかそこに大ボケ5人組が加わり、壮絶でハチャメチャなバトルが始まる。

ジャッキー・チェンのアメリカ映画初主演作品。テキサスの小さな町バトルクリーク。ここは、世界中のプロ・ファイターたちが集まり死闘を繰り広げるバトルクリーク格闘技選手権が行われる町。ジャッキー扮するジェリーは、ある組織に兄の花嫁を誘拐され、その交換条件としてシカゴからこの大会に参加する事となるが......。

少林寺から秘伝書が盗まれた。そこには、100年前に禁じられた“七殺拳”の全てが記されていた。それに対抗できるのは5つの獣を模した必殺拳“五獣拳”の使い手のみ。しかし、その秘伝書は100年前に紛失していた。そんなある日、少林寺に隕石が落下しその衝撃で書棚が倒れ、なんとそこから“五獣拳”を司る5人の妖精たちが出現。門弟のイーロンは、彼らから五獣拳を伝授される。その頃、七殺拳の秘伝書を手に入れたロク・チンが、拳法界を制圧すべく、名のある拳法家たちを次々に殺害。そのことを知ったイーロンは、五獣拳VS.七殺拳というロク・チンとの究極の対決に挑む! ロー・ウェイのプロダクション時代にジャッキーが主演した、SFチックな異色のカンフー・コメディ。真っ赤な長髪に白塗り姿という、妖精たちの衝撃的なビジュアル、そして、龍、蛇、虎、鶴、豹という5つの獣を模したカンフーの華麗さで、ファンに愛されるカルト作品だ。

総督の60歳の誕生日を祝う宴会でにぎわうチーフォン家。そこに、総督の息子、シャオレイが現れ、歓談していた客人を追い払ってしまう。怒る父親にシャオレイは「人面桃蜂党がやってくる」と告げる。15年前、総督によって退治された盗賊団、人面桃蜂党の首領の娘、ディンが、殺された両親の復讐のために街に戻ってきたのだ。シャオレイは、自分の子をお腹に宿した恋人チェンチェンに対してわざと冷たく振る舞い、彼女が家を出ていくよう仕向ける一方、自分はすでに決死の覚悟を決めていた。そしてその晩、冷酷無比な人面桃蜂党が現れる。チーフォン家は皆殺しにされるが、シャオレイだけは一命を取り留める。そして彼は信頼する友と一緒にいるはずにチェンチェンを追いかけて旅に出ることに。その道中シャオレイは、思いも寄らない陰謀、愛、裏切りに出会うことになる…。 ロー・ウェイ監督に見込まれたジャッキー・チェンが現在と同じ成龍という芸名となってから3本目の主演作で、シリアスな物語と力強いカンフーシーンが印象的な時代劇。武侠映画の巨匠監督キン・フー作品でお馴染みの名女優シュー・フォンが、ジャッキー扮する主人公に愛憎を抱く無敵の女剣士を見事に演じ、作品に風格を与えている。