30年の昏睡から目覚めた患者と、彼を救おうとする医師の葛藤を描く人間ドラマ。30年間昏睡状態だった男レナードが、奇跡的に意識を回復した。セイヤー博士の治療が功を奏したのだ。博士はその治療を、他の患者にも適用してめざましい効果をあげるが…。

1985年、英国の登山家2人、ジョーとサイモンは、標高が6600mもあり、前人未到の難所だったシウラ・グランデ峰の登頂に成功。だが下山途中にジョーが足を骨折してしまう。サイモンは、彼と自分の体をザイルでつないで下山を試みるが、再び予期せぬアクシデントが発生し、ジョーは氷の絶壁に宙吊りになってしまう。生と死の瀬戸際に立つサイモンは、覚悟を決め、2人をつなぐザイルをナイフで切断する決意をする。

アッテンボロー監督による、喜劇王チャーリー・チャップリンの生涯を描いた作品。映画は、チャップリンが幼少の頃から、名門カルノー一座の看板俳優時代、そしてハリウッドでの映画製作、富と名声を得、やがて映画「チャップリンの独裁者」の製作に纏わる国外追放、終戦後のアメリカへの帰国から白髪のはえるまで、彼の一生を克明に追って行きながら、その中での孤独、悲しみ、苦しみ、さらには母、兄弟、恋人などの彼に関わる人物をも含み、チャップリンの人生の軌跡を描いてゆく。

胡桃(阿部菜々実)、由紀(長月翠)、悠里(間島和奏)は、学校で共同生活を送っていた。しかし、この学校の教室の机や椅子は無残に倒され、床には割れたガラスの破片が散乱しており、さらに彼女たちは痛みを感じない“かれら”の脅威から身を守りながら暮らしていた。ある日、胡桃と悠里が美紀(清原梨央)を発見する。

オーストラリアで実際に起こった謎の女生徒失踪事件の映画化。映画は、1900年2月24日、ピクニックに出掛けた名門女子学園の生徒たちの内数名が忽然と姿を消してしまったこの事件を、独特の色彩美で、かつ神秘的な雰囲気で描いてゆく。この“美しさ”がキーワードとなり、いわゆる“ホラー”とは違った意味での“怖さ”がある作品。オーストラリア時代には「ザ・ラスト・ウェーブ」や本作のように幻想的な作品を手掛けていたP・ウィアーの秀作。

ベトナム戦争の最中、ハルムーア大佐(メルギブソン)とその兵士(約400人)が1965年11月に「死の谷」として知られる地域に上陸しました。 戦争の最も激しい戦いの1つ。

童話作家C・S・ルイスとその妻の実話を映画化した大人のラブストーリー。

19世紀のアフリカで実際に起きた事件をもとにした動物パニック映画。“ゴースト”と“ダークネス”と呼ばれた、2頭の人食いライオンにマイケル・ダグラス扮する凄腕のハンターが挑む。

元アメリカ特殊部隊隊長メイトリクスは退役し娘と山小屋で平和な日々を送っていた。ある日かつての部下達が次々と殺害され愛娘までも拉致されてしまう。娘の命と引き換えに過去の作戦で政変を起こした国の大統領暗殺を強要されるが、メイトリクスの狙いは敵の殲滅と娘の奪還のみだった。殺戮マシーンと化したメイトリクスの一人世界大戦が孤島バルベルデで強引に開始される。

親の反対を押し切って海洋学校の訓練航海に参加する17歳のチャック。同世代の11人の少年たちと船長を含む4人の大人を乗せた帆船アルバトロス号はやがて大海原へと出帆する。訓練中には様々な困難が起きるが、次第に仲間意識が出来てきた少年たちは船長の指揮の下、事態に対処していく。しかし、無事目的地にたどり着き、いざ帰還という段になって“白い嵐”と呼ばれる伝説の暴風雨がアルバトロス号を襲った。

第二次世界大戦中の1943年、フィラデルフィア港でアメリカ海軍によるある極秘実験が行われようとしていた。“フィラデルフィア計画”と呼ばれるその実験は、敵のレーダーから消え、味方の船を探知されないようにするというものであった。その実行役となった水兵のデビッドとジムが実験機械のスイッチを入れた途端、実験の舞台である駆逐艦エルドリッジはレーダーのみならず、実際に海上からも姿を消してしまった。艦はしばらくして再び出現したが、艦内では乗組員が大火傷を負ったり、艦の壁や甲板に身体がめりこんだりしており、デビッドとジムは姿を消してしまっていた。