小説家を目指しながら、バイトで生計を立てるジョンス(ユ・アイン)は、偶然幼馴染のヘミ(チョン・ジョンソ)と出会う。ヘミからアフリカ旅行へ行く間、飼っている猫の世話を頼まれるジョンス。旅行から戻ったヘミはアフリカで出会ったという謎の男ベン(スティーブン・ユァン)を紹介する。ある日、ベンはヘミと共にジョンスの家を訪れ、自分の秘密を打ち明ける。“僕は時々ビニールハウスを燃やしています”―。そこから、ジョンスは恐ろしい予感を感じずにはいられなくなるのだった・・・。

1979年にアメリカで実際に起こった事故を引き合いに、アメリカ政府がひた隠しにする秘密と、映画撮影に夢中になる少年たちが真実を暴く冒険と成長を描く。8ミリカメラで映画撮影をしていた6人の子どもたちのそばで、貨物列車の衝突事故が発生。貨物列車は空軍施設・エリア51からある場所へと研究素材を極秘に移送中だった。アメリカ政府が隠す秘密を目撃してしまった子どもたちのカメラには、事故の一部始終が記録されていた。

最愛の家族を殺害されたひとりの女性。ささやかな幸せを奪った者たちに自ら正義の制裁を加えるべく、平凡な心優しき主婦から最強パニッシャーへと生まれ変わる。

暗闇を疾走する不気味な列車、中ではイカれたロックバンドとダンスに狂う女たちの乱痴気パーティ。しかしそこでは神と悪魔が対峙し、列車の乗客たちの運命を操っている。死の世界へと突き進む列車の、乗客たちの生前の悪行が次々と暴かれていく様が、独立した3作品のオムニバス・ホラーとなっている。 第1話は臓器売買殺人鬼、第2話は自殺マニアの殺人機械、第3話はナチスの恐怖と異なったテーマを持っているが、全編に通じるスプラッター描写は、当時としては“スプラッターの帝王”H・G・ルイス作品に匹敵するものだった。また本作は、60年代SFで多用されたクレイモデルを使ったストップモーション・アニメの怪物も多数登場、並のホラームービーにないSFテイストを持った貴重な作品でもある。さらにキャストも異色、二枚目スターのジョン・フィリップ・ロー、B級映画の名脇役キャメロン・ミッチェル。現在でも十分楽しめる娯楽ホラーである。