刑務所を出所した村木は、賭場で少女と出会う。ある夜、彼は屋台でその少女と再会した。彼女の名は冴子。冴子はもっと大きな勝負があるところへ連れて行ってほしいとせがんだ。二人は大きな賭場へ行くが、村木はそこで、葉という男を見つけた。殺しと麻薬だけに生きているという葉は、賭けをしている冴子のことを見つめていた。
香港警察の刑事ベニーは黒社会の大物ウォンを追う中で同僚ヤンを殺され、そのひとり娘サマンサの後見人になる。9年後、強引な捜査が問題視されたベニーは停職処分を受けるが、マカオのカジノで働くサマンサを騙して荒稼ぎした米国人詐欺師ワッツを捕まえんとロシアへ。実はワッツはウォン逮捕を可能にする重要人物であると同時に、数々の犯罪組織に命を狙われていた。ベニーとワッツは、中国を横切るルートで香港に向かう。