シュタージ(国家保安省)の局員ヴィースラー(ウルリッヒ・ミューエ)は、劇作家のドライマン(セバスチャン・コッホ)と恋人で舞台女優のクリスタ(マルティナ・ゲデック)が反体制的であるという証拠をつかむよう命じられる。ヴィースラーは盗聴器を通して彼らの監視を始めるが、自由な思想を持つ彼らに次第に魅せられ……。

海と雲に覆われた惑星ソラリスを探索中の宇宙ステーション「プロメテウス」との通信が途切れたことから、心理学者のクリスは調査のために派遣される。 「プロメテウス」に到着したクリスが目にしたのは、友人の自殺死体、いないはずの人物の痕跡、そして知性を持つ有機体である海が及ぼす、不可解な現象の数々であった。

米ソ冷戦下、ソ連の原子力潜水艦K-19は航行実験において、突然原子炉の冷却装置に故障をきたした。原子炉のメルトダウンも考えられた危機的状況に対して立ち向かう艦長と放射能の危険と隣り合わせで修理に奮闘する搭乗員の活躍を描く。

1983年、当時はまだソビエト連邦を構成する共和国の一つで、国外への渡航の自由など許されていなかったグルジア。裕福な家庭に生まれ育ち、ビートルズのレコードなどを通じて西側世界の文化に触れた青年のニカは、まだ見ぬ西側諸国に強烈な憧れを抱くように。かくして彼は、恋人のアンナや友人たちと新婚旅行の団体客を装って飛行機に乗り込み、上空で飛行機をハイジャックすると、そのまま国外へ渡航しようと試みる。

エージェント"47"と呼ばれる冷徹な殺し屋は、共産主義の復興を目論む政治家の暗殺を企てる。遊説中のターゲットを見事に狙撃。完璧な仕事と思われたが、昨夜、バーで話かけてきた娼婦のニカに現場を目撃され…