退屈な日常を過ごしていた会社員の辻一路はある夜、踏み切りで立ち往生していた葉山浮世の命を救う。そこから、不思議な雰囲気の女性・浮世と辻の泥沼の関係が始まった。辻は分別のない行動をとる浮世を放っておけず、浮世を追ってさらなる深みに嵌っていき、破滅への道を歩みだす...。

ジョージア正教会の信者が国民の大半を占めるジョージア。少数派である「エホバの証人」の教会に火炎瓶が投げこまれ、教会は全焼してしまう。指導者ダーヴィドは警察に捜査を依頼するが、まともに対応してもらえない。ダーヴィドは再建資金について相談するため長老たちのもとへ向かい、妻ヤナは息子とともに家に残る。そこへ刑事を名乗る男が現れるが、ヤナは思わぬ質問を受け恐怖心を抱く。警察に問い合わせると、その男は刑事ではないという。その後さらなる過酷な運命が彼女に降りかかる。