ちょっと下品な漫画を描いてる漫画家の後藤可久士。 一人娘の小学4年生の姫。 可久士は、何においても、愛娘・姫が最優先。 親バカ・可久士が娘・姫に知られたくないこと。 それは…… 自分の仕事が『漫画家』であること。 そして…… 姫の母親の行方のこと。 可久士の後悔、姫の決意。 父が娘にしていた愛と笑いの先にある”かくしごと” その箱がひとつひとつ紐解かれていく未来にはーー。

「一刻館」という名のおんぼろアパートに住むことになった優柔不断な学生・五代裕作と、管理人としてやって来た若い未亡人・音無響子が織りなすラブストーリー。一刻館の住人たちが揃いも揃って独特な個性を持ち、このアクの強いキャラクターたちが起こす奇妙でおかしな行動の数々に、裕作は逃れることが出来ずに巻き込まれていく。