山里に住む若者アシタカは、怒りと憎しみにより“タタリ神”と化した猪神から呪いをかけられてしまう。呪いを解く術を求めて旅に出るアシタカはやがて、西方の地で“タタラ”の村にたどり着く。エボシ御前が率いるその村では、鉄を造り続けていたが、同時にそれは神々の住む森を破壊することでもあった。そして、そんなタタラ達に戦いを挑むサンの存在をアシタカは知る。人の子でありながら山犬に育てられた彼女は“もののけ姫”と呼ばれていた。

広告会社社長のロジャー・ソーンヒルは多忙で、今も秘書をタクシーに乗せて車内でスケジュールの確認中である。プラザ・ホテルで一人降りたソーンヒルは友人たちの待つラウンジへ向う。酒を飲む前に電報を打つ用事を思い出したソーンヒルはボーイに向って手を挙げるが、その手と”お客様のジョージ・カプラン様”の呼び出しの声が重なった。その様子を見ていた二人組は席を立ったソーンヒルに銃を突きつけ、人知れず車に乗せる。それはNYからラシュモア山までの苦難の道のりの始まりであった。

ジャック(ジャン=マルク・バール)とエンゾ(ジャン・レノ)は、ギリシャの島で幼なじみとして育つ。やがて二人は成長し、コート・ダジュールで20年ぶりに再会した際、エンゾはイタリアのシチリアで開催されるフリーダイビング大会に参加するようジャックに伝える。同じころ、アンデスで偶然ジャックと出会ったジョアンナ(ロザンナ・アークエット)も、出張を口実にニューヨークからシチリアにやって来る。

1944年のベルギー戦線を舞台に、ドイツ軍の攻撃に迎え撃つ男たちの様々なエピソード、ドラマを描いた傑作戦争映画。『鉄のカーテン』のウエルマン監督作品で、アカデミー賞脚本賞、撮影賞を受賞。

USSエンタープライズのカーク船長に恨みを持つカーンのせいで、カークの仲間スポックは命を落とし、遺体はジェネシス装置によって生まれ変わった惑星ジェネシスに葬られた。実はスポックは死の間際、自己の魂(カトラ)を仲間のマッコイの脳に移していた。それに気付いたカークはマッコイらとジェネシスに向かう。惑星には先にカークの息子デビッドのチームが到着するが、地球を含む惑星連邦と敵対するクリンゴン人に襲われる。

ブードゥー教でハーレムを支配し、ソ連・スメルシュの一員でもある黒人犯罪王ミスター・ビッグは、海賊“血まみれモーガン”の財宝の金貨をアメリカ国内に持ち込み資金源としていた。イギリス秘密諜報部員007ジェームズ・ボンドはニューヨークに派遣され、FBIのデクスター主任やCIAのフェリックス・ライターと協力して調査を開始するが、すでにその情報を掴んでいたミスター・ビッグから手荒い歓迎を受ける。だが、霊感能力を持ち、ミスター・ビッグが妻にしようとしているソリテールが寝返り、ボンドは彼女とセントピーターズバーグへ向かうが、そこで彼女は奪い返され、フェリックス・ライターも鮫に片腕・片脚を食いちぎられた姿で送り届けられる。怒りに燃えるボンドは、ジャマイカでミスター・ビッグと最後の対決を行う。

妻に先立たれ娘家族と同居することになった老人エド。大好きなおじいちゃんと一緒に暮らせると喜ぶ孫のピーターだったが、お気に入りの子ども部屋を彼に明け渡し、自分は屋根裏部屋に引っ越すことになると知り不満が爆発。おじいちゃんを追い出すべく容赦ないイタズラを開始する。一方のエドも孫の攻撃をおとなしく受けているだけではなかった。悪友のジェリーらを巻き込み、手の込んだ仕返しを次々と繰り出していく。

韓流スター、クォン・サンウが、大切な女性のために犠牲的な愛を捧げる主人公を演じた切ない純愛ストーリー。共演にイ・ボヨン、イ・ボムス。監督は詩人でこれがデビューとなるウォン・テヨン。共に両親を幼くして失ったケイ(チョルギュ)とクリーム(ウォン)は、高校で出会って以来、互いに最も大切な存在となっていた。しかし、心の内では愛し合いながらも、決してその愛を言葉にすることのない2人。ケイには、不治の病で余命わずかという秘密があったのだ。そして秘かに、自分に代わってクリームを生涯守ってくれる男性を見つけるべく奔走するのだが...。