新聞コラムニストのベンジャミンは、半年前の妻の死を引きずり、14歳の息子ディランや7歳の娘ロージーの教育にも悩む。新聞社を辞めたベンジャミンは、父の遺産を使って新居で人生を再出発させようと考える。郊外の広い家を気に入るが、そこを買うには同じ敷地にあって2年も閉園状態の動物園や飼育員たちも引き取るのが条件。ベンジャミンは意を決して引っ越し、動物園の経営に乗り出すが、意外な出費などのトラブルが続く。

トム・ポッパーはマンハッタンの不動産会社に勤務するエリートサラリーマン。だが、仕事人間だった彼は、妻と離婚して子供達との関係も険悪なものになってしまっていた。 そんなある日、彼のもとに長年合っていない父親から大きな荷物が届く。早速開けてみると、中に入っていたのは、なんと生きたジェンツーペンギンだった。突然の異常事態に混乱するトムだったが、次第にペンギンを通じて家族の絆を取り戻していくのだった。しかし、そんな彼らのもとに、ペンギンの引き渡しを要求する怪しい男が現れる。