第一次世界大戦、フランスの最大の課題はドイツ軍の撃退だった。そんな中、ダックス大佐はドイツ軍の要所を攻略する命令を受ける。だが、兵士たちの疲労を知るダックスは、現在攻撃を仕掛ければ兵士たちが壊滅的打撃を受けると抗議する。が、軍上層部は無視、作戦は実行される。フランス軍は大敗し、ダックスは責任を問われ軍法会議にかけられる。
狩りをしていたルウェリンは、死体の山に囲まれた大量のヘロインと200万ドルの大金を発見する。危険なにおいを感じ取りながらも金を持ち去った彼は、謎の殺し屋シガーに追われることになる。事態を察知した保安官ベルは、2人の行方を追い始めるが……。
前作から2年。CIAのパメラ・ランディは、ベルリンである事件の調査を行っていたが、何者かの襲撃を受け、調査チームの一人が死亡。時を同じくして、ボーンたちにも危険が迫る。人目を避けてインドのゴアで暮らしていたジェイソン・ボーンと恋人のマリーに刺客が迫り、マリーは殺されてしまう。ボーンはCIAが自分を始末しようとしていると推測してCIAを追い、CIAのパメラは現場に残されたボーンの指紋から襲撃犯はボーンだと考えボーンを追う。そしてベルリンとモスクワを舞台に、次第に「トレッドストーン計画」に隠された真実が明らかになっていく。
7月4日の独立記念日に生まれ、第二次世界大戦の勇士である父を誇りに思うロン・コーヴィックは、高校卒業後に海兵隊に入隊し13週間の訓練の後にベトナム戦争に従軍する。そこでの戦いは熾烈でありベトコンの攻撃にパニックになったロンは部下のウィルソンを誤射して死なせてしまい、遂にロン自身も銃弾に倒れ脊髄を損傷し下半身不随となる。故郷に戻るロンだがアメリカで彼を待っていたものは国を守る英雄としての賞賛の言葉ではなく非難と嘲笑の嵐だった。
病的に潔癖症の詐欺師ロイとその相棒のフランクは、騙しのアーティストとして仕事に取り組む毎日。仕事に没頭するときロイはなぜか潔癖症を忘れ、本来の自分を取り戻し、その成果は上々だ。やがてロイとフランクは大金をせしめる大計画を始動した。カモは傲慢でウスノロな金持ち。コトをうまく運ぶにはもう一人の協力が必要だった。ひょんなことから再開したロイの娘アンジェラが二人の計画に協力することになる。しかし、運命の女神は甘くない。「完璧なシナリオ」の本領はここから加速度的に発揮されていく・・・!
アンデス上空で消息を絶った旅客機。生存者に襲いかかる寒さと飢え。彼らはある選択をし、ついに無事生還を遂げる……。アンデスの奇跡と呼ばれた実話をフランク・マーシャル監督が映画化した作品。
1981年、NY。犯罪と暴力が氾濫するこの年に生き馬の目を抜くオイル業界で、クリーンなビジネスを信条にオイルカンパニーを築きあげた移民のアベルとその妻アナ。事業拡大のための土地購入の頭金として全財産を投入した直後、彼の成功を阻止しようとする何者かの手によって、集荷のオイルの強奪、脱税の嫌疑、家族への脅威・・・次々にトラブルがのしかかる。悪い噂は一気に広まり、ついに銀行から融資を断られ、信頼していた妻との間にも亀裂が。刻一刻と破産が迫るなか、孤立無援のアベルはトラブル解決のために奔走する。期限はわずか30日─。
文豪・フロベールの原作をイザベル・ユペール主演で映画化した文芸大作。往診に来た医師シャルル・ボヴァリーを一瞬にして虜にした美女エマは、やがて彼と結婚。だが平凡な毎日に飽きた彼女は姦通を重ね、身を滅ぼしていく。
夫婦で物件を見た帰り道、妻の運転で事故に遭ったジャーナリストのジョン。脳の奇病と診断を受けて病院に収容された妻は、不可解な言葉を残して他界するが……。1960年代にアメリカで実際に起きた数々の超常現象を描いた異色ホラー。
日本の大企業ナカモトがロサンゼルスの一角に建てた超高層ビルの落成パーティが開かれた夜、ビル内でコールガールのシェリルの変死体が発見された。外国人がらみの事件を担当する市警渉外係のウェッブ・スミス警部補は、ジョン・コナー警部と共同で捜査を開始した。コナーは日本人の習慣に沿った捜査法を進めるが日本人をよく思わないグラハム刑事は批判的だった。ナカモトでは最近、日本から出向いた重役のヨシダ、ロス支社のエリート・イシハラ、ネゴシエイターのリッチモンドらがマイクロコン社の買収を進めていたが、アメリカの軍事技術開発にも関わっている同社だけに米議会が認めず、難航していた。
かつてCIAの爆破工作員であったレイ・クックは、今はフロリダでフリーの爆破作業請負人として孤独な日々を送っていた。そんなある日、レイはメイ・マンローという女性から復讐のために3人の人間を爆破で殺してほしいという仕事の依頼を受ける。自分は殺し屋ではないと一度は依頼を断ったレイだったが、彼女の熱意と魅力的な声に惹かれ、調査を開始するが……。