アーサーとミニモイ シリーズ

Description

好奇心旺盛な少年アーサーは、家が立ち退きの危機にあることを知る。4年前、冒険家の祖父が突然失踪し、借金の返済が滞ったのだ。最後の頼みは祖父が裏庭に埋めた宝物のルビーだけだが、見つける術はない。だが、アーサーは祖父の部屋から宝の地図を発見。ルビーを手にするには体長2ミリというミニモイ族の協力が必要だと突き止める。暗号を解いたアーサーは秘術によって小さくなり、裏庭の地下にあるミニモイ族の世界へ旅立つ。

かつてミクロの種族、ミニモイに変身して彼らの国を救った少年アーサーは、再びミニモイの国への扉が開く満月の夜を心待ちにしていた。だがそんな矢先、彼のもとに米粒に記されたSOSメッセージが届く。もしや王女セレニアや友人たちに危険が? 心配したアーサーは呪術師たちの助けを借りてミクロ化し、いち早くミニモイの国へと舞い戻った。そんな彼を待ち受けていたのは、宿敵マルタザールの復活という悪い知らせだった。

人間と同等、いやそれ以上の巨体を持って、人間界へと出現した魔王マルタザール。彼はミニモイの世界のみならず、この地球全体を支配しようという野望を持っていたのだ。なんとか彼を阻止しようとするアーサーやセレニア王女たちだったが、ミクロサイズの体ではどうすることもできない。その間にもマルタザールはアーサーの両親や祖父を脅し、ミニモイを巨大化させる秘薬で世界征服のための軍隊を作らんとしていた。