戦乱の世を生き抜いた武将・一文字秀虎も70歳を迎え、家督を息子3人に譲ることを決意。長男の太郎には一の城、次男の次郎には二の城、三男・三郎には三の城をそれぞれ与えた上、3人兄弟、仲良く相和して暮らすように説く。だが、三郎は、父の今後の身を案じたのがかえって秀虎の不興を買い、地方へ追放されてしまう。さらに3人兄弟の城を泊まり歩いて余生を暮らすつもりだった秀虎だが、太郎、次郎にそれぞれ疎んじられる。

8歳のヤンヤンは、祖母と両親と姉と台北のマンションで暮している。しかし、祖母が脳卒中で倒れ昏睡状態に陥ったのを機に家族の空気が変わり始める。看病に疲れた母は家を出、偶然昔の恋人と再会した父は過去を思い出し、姉は恋に思い煩う。そんな家族の姿をヤンヤンは冷静に見守り…。

ジョニーは出所したばかりにも関わらず、競馬場の売上金強奪を企み仲間を集める。周到な準備の末、いよいよ決行の時が来るが、計画が成功したかに思えた瞬間、思わぬ展開がジョニーたちを待っていた……。

The uneventful lives of three young men who live in a small, poverty-stricken village in southern Italy.

舞台俳優であり、演出家の家福悠介。彼は、脚本家の妻・音と満ち足りた日々を送っていた。しかし、妻はある秘密を残したまま突然この世からいなくなってしまう――。2年後、演劇祭で演出を任されることになった家福は、愛車のサーブで広島へと向かう。そこで出会ったのは、寡黙な専属ドライバーみさきだった。喪失感を抱えたまま生きる家福は、みさきと過ごすなか、それまで目を背けていたあることに気づかされていく…

At a village railway station in occupied Czechoslovakia, a bumbling dispatcher’s apprentice longs to liberate himself from his virginity. Oblivious to the war and the resistance that surrounds him, this young man embarks on a journey of sexual awakening and self-discovery, encountering a universe of frustration, eroticism, and adventure within his sleepy backwater depot.

A Scottish warlord and his wife murder their way to a pair of crowns.

関係者の独占インタビューと秘蔵映像を交えて、F1世界選手権で通算7度の世界タイトルを獲得した名ドライバー、ミハエル・シューマッハの素顔に迫る。

マサチューセッツ州の某大学の脳外科医ヒルの研究室で助手を務めるハーバート・ウェストはある日、死体を蘇生させる血清の発明に成功する。 ハーバートは血清の信用性を確かめるため、同僚のダンと共に死体置場で実験を試みるが、ゾンビとなって暴れだす死体の噂を聞きつけてやって来た学長のホルジーを殺してしまう。ハーバートとダンが血清でホルジーを生き返らせたところ、彼は狂暴なゾンビと化す。 さらに、ハーバートの血清の技術を奪おうとして彼に殺され、実験台にされていたヒルもゾンビと化して暴れ出したため、事態は混乱していく。

短大の卒業を控え、日々就職活動に追われている一人暮らしの彼女。そんな彼女の飼い猫である“僕”は、ひたむきに頑張る彼女に寄り添い、ささやかながら安らぎの時間を分かち合っている。様々なことに悩み、傷つき、挫けそうになっても、いつも凛とした姿で扉を開け外の世界へと踏み出していく彼女。“僕”はそんな彼女のことが大好きで、いつまでも見守り続けたいと思っていた。

高級リゾートにバカンスにやってきたスウェーデン人一家。普段仕事ばかりのトマスは家族サービスに精を出すが、ハプニングから家庭崩壊の危機を迎えてしまう。北欧の新星、リューベン・オストルンド監督の傑作ドラマ。

ヴィム・ヴェンダース監督が約13年間構想を温めながら完成させた作品。SF要素を絡め、終末が訪れた世界を舞台にしたロードムービーとラブストーリーの要素を結び付けている。 1999年冬、核衛星の墜落が予測され、世界は不安に覆われる。ヴェニスから車で旅に出たクレアは、途中何者かに追われるトレヴァーと出会う。一度は別れたものの、なぜか彼のことが気になり、元恋人の作家や私立探偵と共にその後を追ってリスボン、モスクワ、北京へ。東京でトレヴァーと再会したクレアは、彼の旅の目的を知る。

Sergio Benvenuti is a shy seller of contracts for a Roman company of music, but because of his character he cannot find even a customer, so he asks for help from a fellow named Nadia.

Aspiring writer Tommaso makes a living by penning the self-help column of a women's magazine. One day he receives a letter from a reader asking for advice on how to break up with her man: it is none other than Zoe, his partner of ten years, unaware of his pseudonymous side job. Tommaso can't believe his eyes and answers her in private to learn more.

海辺の町を訪れたひとりの女性。近くの別荘に滞在する若い母親の姿を目で追ううちに自らの過去の記憶がよみがえり、穏やかな休暇に不穏な空気が漂い始める。

1992年製作のカルトホラー「キャンディマン」を、「ゲット・アウト」「アス」のジョーダン・ピール製作・脚本で新たに映画化。シカゴの公営住宅「カブリーニ=グリーン」地区には、「鏡に向かって5回その名を唱えると、右手が鋭利なかぎ爪になった殺人鬼に体を切り裂かれる」という都市伝説があった。老朽化した公営住宅が取り壊されてから10年後、恋人とともに町の高級コンドミニアムに引っ越してきたビジュアルアーティストのアンソニーは、創作活動の一環としてキャンディマンの謎を探っていた。やがて公営住宅の元住人だという老人と出会ったアンソニーは、都市伝説の裏に隠された悲惨な物語を聞かされる。主人公アンソニー役は「アクアマン」で強敵ブラックマンタを演じて注目されたヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世。アンソニーを支えるブリアンナ役で「ワンダヴィジョン」のテヨナ・パリスが共演。監督は「キャプテン・マーベル」続編の「ザ・マーベルズ」に抜てきされたニア・ダコスタ。

A fear-obsessed freelance cameraman investigates an urban legend involving mysterious spirits that haunt the subways of Tokyo.

生粋のエリート軍人グレン・マクマホン陸軍大将は、アフガニスタンの駐留米軍司令官に任命される。戦争が泥沼化して膠着状態となった戦地に、ただ1人、彼だけが勝利を信じて意気込み盛んに飛び込んでいく。しかし現地では、政治家やジャーナリストの思惑が渦巻いていた。やがてマクマホン大将は錯綜する情報の中、厄介な立場に身を置くことになる。

Boston pharmacist Tom Craig comes to Sacramento, where he runs afoul of local political boss Britt Dawson, who exacts protection payment from the citizenry. Dawson frames Craig with poisoned medicine, but Craig redeems himself during a Gold Rush epidemic.

A journey into the mines provides a visual representation of a journey into the conscience of Kentridge's invented character, Soho Eckstein, the white South African property owner who exploits the resources of land and black human labour which are under his domain. Throughout the film the imagery shifts between the geological landscape underground inhabited by innumerable black miners and Soho's world of white luxury above ground. When Soho, breakfasting in bed, pushes down the plunger of his cafetière, its movement is transformed into a rapid descent through the tray, through the bed and into the mine-shaft. Here the miners' world of overwhelming misery is depicted in claustrophobic tunnels where they are trapped digging, drilling and sleeping, embedded in rock. Above ground, Soho sits at his desk in his customary pin-stripe suit and punches adding machines and cash registers, creating a flow of gold bars, exhausted miners, blasted landscapes and blocks of uniform housing.