昔々の日本。左目を失った少年クボは衰弱した母親と暮らし、母親譲りである魔法の三味線を奏でながら、ハンゾウという侍の物語を村で語って生活費を稼ぐ。盆踊りの夜、母親の妹だという2人の“闇の姉妹”が現われてクボに襲い掛かるが、彼の母親はクボに父親の“刀・よろい・かぶと”を集めろと言い、魔法でクボを遠方に送り出す。旅を始めたクボは、雌のサルや雄のクワガタを仲間にしつつ、“刀・よろい・かぶと”を探す。
野盗一味に牛耳られ、蓄えをすべてもぎとられる村民たちが、流れ者のガンマンを雇い野盗との戦いを始めるが……。黒澤明監督の『七人の侍』にインスパイアされた傑作西部劇。
家族の牧場を手放したくない…。兄弟は連続して銀行を襲撃。犯人を追うことになったのは、州の治安を守るテキサス・レンジャーを退職目前のベテランだった
2013年6月、香港のホテルの一室で、29歳のアメリカ人青年スノーデンが、取材記者やカメラを前に、米国政府がテロ対策の名目の下に行なってきた、世界中の個人情報の収集活動の驚くべき実態について語り始める。果たして彼をその内部告発に駆り立てたものは何だったのか? 2001年の9.11同時多発テロに衝撃を受け、国家のために少しでも役に立ちたいと願って、NSAやCIAの職員となった愛国青年の彼だった。
小さな町で会計士として働くクリスチャン(ベン・アフレック)のもとに、ある日大手企業からの財務調査のオファーが寄せられる。調査を進めるうちに彼は重大な不正を発見するが依頼は突然取り下げられ、それ以来クリスチャンは身の危険を感じるようになる。実は、彼は闇の社会の会計士として各国の危険人物の裏帳簿を握るすご腕の暗殺者だった。
イラク戦争の真っただ中、武器商人の若者2人は米軍相手に次々と契約を取り付ける。だがアフガニスタン軍相手に3億ドルの契約を交わしたため事態は暗転し...。
2010年にメキシコ湾沖で発生し、日本でも大きく報道された海底油田爆発事故を映画化。2010年4月20日、メキシコ湾沖約80kmに位置する石油掘削施設「ディープウォーター・ホライゾン」で、海底油田から逆流した天然ガスへの引火による大爆発が起こった。海上一面が火の海と化す最悪な状況の中、施設内に閉じ込められた作業員たちは被害の拡大を食い止めるべく奔走し、決死の脱出を図る。「ローン・サバイバー」「バトルシップ」のピーター・バーグ監督が、人為的ミスの連鎖や親会社と下請け会社の確執といった小さな原因の積み重ねが未曾有の大事故へと繋がっていく様子を緊張感たっぷりに描き出す。主演のマーク・ウォールバーグをはじめ、カート・ラッセル、ジョン・マルコビッチら実力派キャストが集結。
人種差別によってメジャーリーガーの夢を断たれ苦しい生活を送る父と、大学推薦でNFLを目指そうとする息子の確執と衝突、愛と絆を描く。同名戯曲を、デンゼル・ワシントンの製作・監督・主演で映画化した感動作。
少年ジェイクは、現実と幻想が交錯する中で、奇妙な子供たちが暮らす“ミス・ペレグリンの家”を見つけ出す。子供たちが不思議な能力を持ち、ひたすら同じ一日を繰り返す理由を知る一方で、彼らに忍び寄ろうとしている危険に気付くジェイク。さらに、ミス・ペレグリンの家へと導かれた理由と自身の役割を知る。やがて、真実が明らかになるとともに、子供たちに思わぬ変化が起こる。
カーク船長率いるエンタープライズ号は、未踏の星に不時着した探査船を捜索していた。すると突然、謎の異星人・クラールがエンタープライズ号を襲撃。カークたちは脱出するも、艦は墜落し、クルーは散り散りになってしまう。不時着した見知らぬ惑星で、カークは約100年前に消息を絶ったエディソンが乗艦していたフランクリン号を発見。そこには、あるものが残されていた。
かつては夫婦に赤ちゃんを届けていたが、現在は採算が合わない赤ちゃん配達を廃止、利益重視で小包のみを扱うコウノトリ宅配便社。ある日、弟が欲しいひとりっ子の少年ネイトは、物置で見つけた赤ちゃん申込書を同社に送り、社内の手違いから新たな赤ちゃんが生まれてしまう。配達係のコウノトリ“ジュニア”は唯一の人間社員であるチューリップとともに、会社に内緒で赤ちゃんをネイトの家に届けようとする。
内戦状態にある東欧モルドバで反乱軍鎮圧の任務にあたっていたアメリカ軍兵士が、姿の見えない奇妙な敵に襲われて変死した。真相解明のため現地に派遣されたクライン博士は、高性能カメラで敵の姿を捉えてその正体を見極めるべく、CIAの女性職員フランと共に特殊部隊に同行することに。しかし敵は肉眼で見えないだけでなく、超高速で移動する上に触られただけで即死、さらにマシンガンも手榴弾も効かないという恐ろしい存在だった。大量の敵に取り囲まれてしまったクライン博士たちは、決死の脱出を図る。
CIAの“トレッドストーン計画”のもとで失った記憶をすべて取り戻した、元CIAのボーンが消息を絶ってから長い年月がたつ。彼の元同僚ニッキーはハッカー集団と手を組み、CIAから極秘情報を盗み出していた。CIA長官デューイはニッキーの足取りを追い、ニッキーがボーンと再会しようとしているギリシャに凄腕暗殺者アセットを送り込む。一方、ニッキーはボーンにCIAで進行中の“アイアンハンド計画”について明かす。
アカデミー賞を受賞した「アルゴ」以来となるベン・アフレックの監督作で、「ミスティック・リバー」や「ゴーン・ベイビー・ゴーン」でも知られるデニス・ルヘインのノワール小説を映画化した犯罪ドラマ。禁酒法時代のボストンで厳格な家庭に育ったジョーは、警官幹部である父に反発し、ギャングの世界に足を踏み入れていく。ある日、強盗に入った賭博場でジョーはエマと出会い、やがて2人は恋に落ちる。しかし、エマは対立組織のボスの娼婦で、超えてはいけない一線を超えてしまったジョーの運命は大きく狂わされていく。
ハーバード大学の宗教象徴学者ラングドン教授は、数日分の記憶を失った状態で、フィレンツェの病院で目を覚ます。謎の襲撃者に狙われたラングドンは、美しい女医シエナ・ブルックスに助けられて病院を脱出。何者かから追われる身となったラングドンとシエナは、生物学者ゾブリストが人類増加問題の解決策として恐ろしい伝染病を世界に広めようとしていることを知る。そしてゾブリストが詩人ダンテの叙事詩「神曲」の「地獄篇」になぞらえて計画を実行していることに気づき、阻止するべく奔走する。
暗殺の仕事から離れ、平穏な日々を送るビショップのもとに、かつてビショップを裏切り姿を消したままでいた兄弟子クレインから暗殺の依頼が入る。相手にしないつもりだったが、人質を取られて引き受けざるを得ない事態になる。フィクサーとして世界を裏で操る3人の武器商人がターゲットとして提示され、事故死に見せかける暗殺計画を進めるビショップ。しかし、クレインが計画遂行後に自分を殺そうとたくらんでいるのを知る。
元アメリカ軍のエリート秘密捜査官ジャック・リーチャーは、現在はたったひとりで街から街へと放浪の旅を続けている。ある日、ケンカ騒ぎの末に保安官に連行されそうになったリーチャーは、この騒動が何者かによって仕組まれたものだと気づく。元同僚のターナー少佐に会うため軍を訪れると、ターナーはスパイ容疑をかけられ逮捕されていた。ターナーを救い出したリーチャーは、軍内部に不審な動きがあることを知り、真相を探り出そうとする。
世界崩壊の危機が到来。政府は、最強のスナイパーであるデッドショットや、ジョーカーに夢中のハーレイ・クインら、服役中の悪党たちによる特殊部隊“スーサイド・スクワッド”を結成する。命令に背いた者、任務に失敗した者には、自爆装置が作動するという状況で、寄せ集めの悪党たちが戦いに挑む。
ユダヤの王子ジュダ=ベン・ハーは、親友であり養子で弟となったメッサラによって、当時ユダヤの地を支配していたローマ帝国の軍隊に対して反逆行為を行ったという身に覚えのない罪で、終身刑を宣告され、奴隷の身でガレー船の漕ぎ手にされてしまう。さらに、母親と妹もローマの牢獄に投獄され、その獄舎でハンセン病に罹ってしまう。ベン・ハーは悲運と幸運に翻弄されながら、奴隷が漕ぐ死のガレー船から生還し、二輪戦車の乗り手となって、最後には家族を探し求めてユダヤの地に戻り、憎きメッサラへの復讐を誓う。
製作費6万ドルという低予算作品ながら、世界中で記録的な大ヒットとなったホラー映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の17年ぶりとなる続編。大学生のヘザー、ジョシュ、マイクが、森に生息するという伝説の魔女「ブレア・ウィッチ」をテーマにしたドキュメンタリー映画製作のため、ブラック・ヒルズの森に分け入った。しかし3人はそのまま消息を絶ち、森に消えた。あの事件から20年後、ヘザーの弟ジェームズが姉らしき人物の映った映像をYouTube見つける。そして、ジェームズは仲間とともに、森の中へ足を踏み入れる。監督は「サプライズ」「ザ・ゲスト」などのホラー作品を手がけ、ハリウッド版「デスノート」の監督も務めるアダム・ウィンガード。