心の中に問題を抱えるエグゼクティブ青年ジャックはタイラーと名乗る男と知り合う。ふとしたことからタイラーとジャックが殴り合いを始めると、そこには多くの見物人が。その後、タイラーは酒場の地下でファイト・クラブなる拳闘の秘密集会を仕切ることに。たくさんの男たちがスリルを求めて集まるようになるが、やがてそのクラブは恐るべきテロ集団へと変貌していく……。「セブン」のコンビ、ブラピとフィンチャー監督が再び組んだ衝撃作。

他人の夢に潜入してアイデアを盗み出す企業スパイのコブは国際指名手配犯であるが、それと同時に妻モルを殺した容疑もかけられていた。そんな彼に日本人男性サイトーからある依頼が。それはこれまでのように思考を盗み出すのではなく、標的にした人物の潜在意識に、あるアイデアを移植する“インセプション”という仕事だった。コブはサイトーを含むスペシャリスト6人を集め、標的の男性ロバートの夢に潜入しようとする。

イギリスの田舎町で、ルーことルイーザ・クラークは失職を機に、交通事故で車いすの状態になってしまった青年実業家ウィル・トレイナーの介護と話し相手をする期間限定の職に就く。活力を失っていた当初は冷たい態度を取るウィルだったが、彼女の明るさに徐々に心を開き、二人は惹かれ合う。そんなある日、ルーはウィルの秘密を知ってしまう。

離婚プロセスに戸惑い、子の親としてのこれからに苦悩する夫婦の姿を、アカデミー賞候補監督ノア・バームバックが、リアルで辛辣ながら思いやりあふれる視点で描く。

アメリカ西部の原野、ハンターのヒュー・グラスは狩猟の最中に熊の襲撃を受けて瀕死の重傷を負うが、同行していた仲間のジョン・フィッツジェラルドに置き去りにされてしまう。かろうじて死のふちから生還したグラスは、自分を見捨てたフィッツジェラルドにリベンジを果たすべく、大自然の猛威に立ち向かいながらおよそ300キロに及ぶ過酷な道のりを突き進んでいく。

2005年のアメリカ。金融トレーダーのマイケルは、サブプライムローンの危機を指摘するもウォール街では一笑を買ってしまい、「クレジット・デフォルト・スワップ」という金融取引で出し抜いてやろうと考える。同じころ、銀行家ジャレドがマイケルの戦略を知り、ヘッジファンドマネージャーのマーク、伝説の銀行家ベンらを巻き込み……。<リーマンショック以前に経済破綻の可能性に気付いた金融マンたちの実話を、クリスチャン・ベイルやブラッド・ピットといった豪華キャストで描く社会派ドラマ。サブプライムローンのリスクを察知した個性的な金融トレーダーらが、ウォール街を出し抜こうと図るさまを映し出す。>

マイアミの貧困地域で、麻薬を常習している母親ポーラと暮らす少年シャロン。学校ではチビと呼ばれていじめられ、母親からは育児放棄されている彼は、何かと面倒を見てくれる麻薬ディーラーのホアンとその妻、唯一の友人のケビンだけが心の支えだった。そんな中、シャロンは同性のケビンを好きになる。そのことを誰にも言わなかった。

サンフランシスコで母親と2人で暮らすミアは冴えない女子高生。人前に立つことも運動も苦手で、地味で野暮ったい彼女をまともに相手にしてくれるのは親友のリリーとその兄のマイケルのみ。それでも消防署をリフォームした個性的な家で、奔放な画家の母と共に自由且つ幸せに暮らしていた。 そんなある日、ミアは、自分の亡き父フィリップが、ヨーロッパにあるジェノヴィア(架空の国、スペインとフランスの間にある小国の設定)の女王クラリスの息子であり、女王の孫である自分が唯一の王位継承者であることを知らされる。突然のことに、ミアは、事実を隠し続けて来た母にも、自分を王女としてジェノヴィアに連れて行こうとする祖母にも反発する。それでも、王位継承とは別に、王女としてのお披露目となる舞踏会に出席するために「プリンセス教育」を受けることを、ミアはしぶしぶ承諾するしかなかった。

The true story of William Wilberforce and his courageous quest to end the British slave trade. Along the way, Wilberforce meets intense opposition, but his minister urges him to see the cause through.

1979年にアメリカで実際に起こった事故を引き合いに、アメリカ政府がひた隠しにする秘密と、映画撮影に夢中になる少年たちが真実を暴く冒険と成長を描く。8ミリカメラで映画撮影をしていた6人の子どもたちのそばで、貨物列車の衝突事故が発生。貨物列車は空軍施設・エリア51からある場所へと研究素材を極秘に移送中だった。アメリカ政府が隠す秘密を目撃してしまった子どもたちのカメラには、事故の一部始終が記録されていた。

In the seaside town of Boulogne, no one seems to be able to cope with their past, least of all Hélène, an antique furniture saleswoman, her stepson Bernard, and her former lover Alphonse.

ベテラン刑事ブレットとその相棒トニーは、強引な逮捕が原因で6週間の停職処分となった。家族のために大金を必要としていたブレットは、麻薬密売人の取引後に彼らから金を強奪する事を思いつく。ブレットはトニーを誘い、ボーゲルマンという男に狙いを定め監視・尾行するが、これが思わぬ方向へと向かう。

ペンシルベニア州。ある貨物列車が運転士のブレーキ操作のミスが原因で、無人のままで暴走を開始する。積載していたのがある化学物質とディーゼル燃料だったため、後に待ち受ける急カーブで転覆すれば大惨事に発展するのは確実。勤続28年のベテラン機関士フランクと職務経験4カ月の新人車掌ウィルはこの日初めてコンビを組んだが、暴走列車を止めるべく、別の列車の機関車両を使って停止させようと挑むことに……。

前作から5年。再び.44マグナム・S&W M29を手に、ハリーはサンフランシスコで、自らも”駒”になった、死亡予想ゲーム“デッドプール”を元に展開する連続殺人事件に挑む。サンフランシスコ市警のハリー・キャラハン(クリント・イーストウッド)刑事は賭博王ジャネロを強引な手口で逮捕した。テレビ中継でその模様を報道されたハリーは有名人となるが、その中継をテレビで秘かに見つめる人物が「死亡予想」と書かれたリストにハリーの名を書く。一方、市警はテレビ中継の一件以来、人気者になった彼の身を案じ、護衛も兼ねた相棒に中国人の刑事クワン(エヴァン・キム)を配置させる。やがてホラー映画に出演中のロックシンガーのジョニー(ジム・キャリー)が強力な合成ヘロインを口に押し込まれ殺害される事件が起こる。現場に駆けつけたハリーは、発見者である映画監督のピーター(リーアム・ニーソン)に出会うが捜査に結びつく情報は得られない。そしてチャイナタウンのレストランで強盗事件にハリーが遭遇した際、犯人の流れ弾に当たりジョニーが出演する映画の経理を担当していた男が死亡し、その胸ポケットから「死亡予想」と書かれたリストが見つかる。リストにはジョニーや他の有名人と共にハリー自身の名前も書かれていた…。

自由気ままに暮らしていた男性3人がキュートな赤ちゃんを育てざるを得なくなってあたふたする姿が笑いと感動を呼ぶ、後にハリウッドで「スリーメン&ベビー」としてリメイクされたフランス産のヒットコメディ。赤ちゃんのかわいらしさなど見せ場がたっぷりで、誰もが楽しめる傑作に仕上がった。本国フランスでの公開は記録破りの大ヒットとなり、セザール賞で作品賞はじめ3部門に輝くなど内容的にも高い評価を受けた。監督は「ロミュアルドとジュリエット」の女性監督J・セロー。 フランスのパリ。高級アパートで同居している男性3人、フライトアテンダントであるジャック、広告代理店で働くピエール、漫画家ミシェルは、そろって独身生活を満喫していた。ある日、ジャックは旅行に出発した友人から荷物を預かるが、荷物はなんと生後6カ月の赤ん坊だった。赤ん坊はジャックと彼のガールフレンドの間に生まれた子どもで、ひとまず3人は慣れない子育てに挑んでみるが、そこで四苦八苦する事態に直面して……。

アメリカ軍の核ミサイルを遠隔で操作することが可能なハッカー、ダッチマンの居場所をただ一人知るCIAエージェントのビリーが、任務中にこの世を去る。手掛かりにすべく、ビリーの記憶が死刑囚のジェリコ・スチュアートの脳に移植されることになる。凶悪犯である自身とエージェントのビリーの二つの人格がせめぎ合う中、ジェリコは記憶が消える48時間以内にテロを防ぐため孤独な闘いに没入していく。

The story of two brothers who, even though they have absolutely nothing in common, open a bar together that quickly becomes a regular hangout for nighthawks. Despite the success, they must soon face up to the difficulties inherent in running a family business. Their brotherhood turns into rivalry, through no fault of their own.

全米に衝撃をもたらした伝説のポルノ映画「ディープ・スロート」に主演し一躍時の人となったポルノ女優リンダ・ラヴレースの悲劇的な人生を、「マンマ・ミーア!」「クロエ」のアマンダ・セイフライド主演で映画化した伝記ドラマ。共演はピーター・サースガード。監督は「セルロイド・クローゼット」のロブ・エプスタイン&ジェフリー・フリードマン。1970年。厳格なカトリック教徒の家に育った21歳のリンダ・ボアマン。厳しい両親に反発を感じていた彼女は、バーを経営するチャック・トレイナーと出会い、たちまち恋に落ちる。すぐに結婚し、チャックの手ほどきで性の快楽に目覚めるとともに、様々な夜のテクニックを仕込まれていくリンダだったが...。

1週間後に挙式予定のカタブツ弁護士ジェイソン(ザック・エフロン)は、祖母の逝去の知らせを受けて葬儀に参列する。彼は一人残された祖父ディック(ロバート・デ・ニーロ)に半ば引きずられるように、祖父母の思い出の場所フロリダへと旅に出る。ところが、ディックは40年ぶりの独身生活をエンジョイし、朝から酒浸りで葉巻を吹かし、ナンパに明け暮れ……。

静かな生活を送っていたマック・ラドナーと妻ケリーは、引越しを考え、家を売る決心をして契約を済ませるものの、預託期間があることを知り焦る。売れない場合は、既に購入した家と二軒所持しなけらばならないマックとケリーは頭を悩ませる。そんな時マックとケリーは、女子会”カッパ・ニュー”を立ち上げたシェルビーらが隣の家を借りたことを知る。隣の家の以前の住人で、男子学生グループのリーダーだったテディが、シェルビーに協力していることを知ったマックとケリーは驚き、かつての悪夢が甦る。