消防士として日々体を張って勇敢に炎に立ち向かい、仲間の窮地も救ってきたケイレブ。そんな消防士のかがみと言える彼も、プライベートでは妻キャサリンとの冷え切った夫婦関係に悩まされ、深い溝を埋められないまま離婚の危機を迎えていた。これまで、あまり妻のことに意を介さず、金銭面など自分のことしか考えてこなかったケイレブ。するとある日、彼は父から“The Love Dare”という日記のような物を受け取る。そこには40日間に渡って相手に示す様々な愛の表現が記されていた。

1930年代半ば、右派と左派の対立が激化するフランス。モンテイユ家の田舎屋敷に、パリからやって来た魅力的な女性セレスティーヌが小間使いとして雇われる。そこには、家の実権を握る妻と性的欲求不満を狩猟で紛らわす夫、妻の父で婦人靴を異常なほどに愛する老人、粗野な下男らが暮らしていた。ある日、近所で恐ろしい殺人事件が起こり……。モンテイユ家をフランス社会の縮図に見立てながら、ブルジョワ風刺と社会批評を込めて描く。

将来有望な若手政治家デヴィッドは、ある日エリースという美しいバレリーナと‘運命的’に出逢い、一目惚れする。しかし次の瞬間、突如現れた「アジャストメント・ビューロー(運命調整局)」と呼ばれる男たちによってデヴィッドは拉致されてしまう。彼らの目的は、本来‘恋に落ちる予定ではなかったデヴィッドとエリースを引き離し「運命の書」に記述された運命に従わせることだった。

ラジオで交通情報のリポーターをするトムは、ある日サラと運命的な出会いをしてしまう。彼女は大富豪のお嬢様で、とても身分的に釣り合わない2人だったが、燃え上がった恋の炎はもう誰にも止められない。そして付き合い始めて9ヵ月、トムとサラは両親の大反対を押し切り、ついに結婚することに。こうしてアツアツのまま旅立った新婚旅行。ところが2人は飛行機の中で早くもハプニングに見舞われる。フランスのホテルに到着してからもトラブルは続き、おまけに反対する家族から送られた最強の刺客(?)サラの元カレ、ピーターが彼らに近づいていた。