夏休みに、祖父の家に遊びに来ていた少女・蛍は、妖怪たちが住むといわれる“山神の森”へ迷い込んでしまう。途方に暮れ、泣き出した蛍の前に現れたのは、狐の面を被った少年・ギン。ギンに助けられた蛍は、毎年夏になると、ギンのもとを訪れるようになる。そして、ふたりはいつしか惹かれあってゆく。だがギンは、人でも妖怪でもない、触れると消えてしまうという不思議な存在だった。
仏像盗難事件が多発する京都。主人公紅子は両親を何者かに惨殺される。身寄りのない紅子は両親の知り合いである円汁の寺に住み込みことに。円汁は仏像と人間の融合を研究しており、いろんな事件の黒幕的存在だった。すべてを知った紅子は両親のカタキを討つために自ら仏像と融合して円汁と戦うのだった。