1980年代初頭、シチリアではマフィアの全面戦争が激化していた。パレルモ派の大物ブシェッタは抗争の仲裁に失敗しブラジルに逃れるが、残された家族や仲間達はコルレオーネ派の報復によって次々と抹殺されていった。ブラジルで逮捕されイタリアに引き渡されたブシェッタは、マフィア撲滅に執念を燃やすファルコーネ判事から捜査への協力を求められる。麻薬と殺人に明け暮れ堕落した犯罪組織コーザ・ノストラに失望していたブシェッタは、固い信頼関係で結ばれたファルコーネに組織の罪を告白する決意をするが、それはコーザ・ノストラの ”血の掟” に背く行為だった……。仁義なき抗争の果てに、名誉ある男の美学を貫こうとブシェッタが下した決断とは−−。
不治の病に犯された少年と、大きな体に似合わず心優しくおだやかな少年が仲良くなり、二人三脚で成長してゆく感動のヒューマン・ドラマ。体は大きいが繊細すぎる性格のために引っ込み思案になってしまった少年マックス。ある日、彼の家の隣にケビンという少年の一家が引っ越してくる。ケビンはマックスにない快活さを持ち備えていた。二人は急速に仲良くなり、学校のいじめっ子たちも協力して撃退する。だが、ケビンは余命いくばくもない体だった。