都会の喧騒を離れた閑静な高級住宅街、令子は美容院の帰り道、やくざ者の辰男に襲われた。以来脅迫的に肉体関係を続ける令子は、辰男の呼出しに応じたホテルで、偶然にカメラマンの夫正二が使っているモデルと夫の友人の北沢に会ってしまった。辰男は令子との関係を続けるため北沢を消す役を買ってでる。しかし皮肉なことに間違えて正二を刺してしまう。

19歳の少女ゆきは、新宿の行きつけの喫茶店で、二郎という青年と出会って意気投合。彼と恋に落ち、処女をささげたゆきだったが、スリ集団の頭目である彼と行動をともにするようになり、自らも悪に手を染めていく。

殺し屋組織の幹部高川から、プロと認められ得意満面の星は、愛人眉子を同乗させた車で、殺しの現場を通過して帰途についた。高川から電話が来た。「女連れで現場へ行くとは何ごとだ。すぐ逃げろ」。星はいつの間にかいなくなった眉子に疑惑を抱いた。また高川より電話が入った。「明日、眉子を消せ!」翌日、星は眉子が教会から出て来るところを射殺した。この殺しの報酬には、高級マンションと数人の裸女との酒池肉林があった。そんなある日、星は、死んだはずの眉子を見た。彼女は、乳房の下にカバーをしており、勿論彼女は無傷。彼女は高川の情婦で、星の監視役だったのだ。憎しみ合う二人だったが、いつしか陶酔の夜に溶けこんでいくのだった。翌日、高川が憔悴してやって来た。組織から見放され、殺し屋に追われていた。そして、その夜、巨大な殺し屋西郷が、高川と眉子と星を襲い、高川を殺した。翌日、腹話人形マリオの声で、星に電話が入った。教会へ来い、と言うのだ。教会に出向いた星は慄然とした。キリストの立像に眉子が、股倉を赤く開いてぶら下がっていたのだ。その後も殺し屋に狙われた星は、ライフルケースを抱え、地方の小都市へ落ちて行った……

映画やテレビなどからの引用、パロディ、ギャグが満載の傑作艶笑ポルノ。渡世内の名花とうたわれる日陰花のおいくが女郎屋・広満一家に帰って来る。広満一家のシマ内に取って代ろうとする金辰一家は広満一家で人気の名器三女郎に挑戦させようと人造整形の逸物を持つ色道三兄弟を呼ぶ。