自分の無力さに絶望したカトリックの神父がワクチン開発の実験台に志願する。その結果、吸血鬼の肉体となってしまった彼は生き血を吸わなければならなくなる。
1963年、ハンブルク。フリーの記者ミラーは、ガス自殺を図った老人が書き残した日記を読んだことから、元ナチス親衛隊員たちによる秘密組織“オデッサ”の存在を知る。さっそく老人の周囲を調べ始めるが、間もなく何者かに命を狙われるようになる。やがて、オデッサへの復しゅうを企てているグループと知り合ったミラーは、厳しい訓練を受け危険な潜入を試みる。