エドワードは、発明家の博士によって生み出された人造人間。だが、完成直前に博士が急死してしまった為、彼は両手がハサミのままこの世に残されてしまう。その後、ゴースト屋敷のような丘の上の家で、顔が傷だらけで孤独な日々を送っていた彼の元にある日、化粧品のセールス・ウーマンのペグが訪ねて来た。心優しい彼女は、そんな彼の姿に同情し、自分の家に連れて帰る。そうして家の中へ通された彼は、写真に写っているペグの娘キムに心奪われ、彼女に恋してしまう。
瓦礫が打ち上げられた海辺で目を覚ました美奈子(長澤まさみ)。離ればなれになった息子・良を捜す彼女は、道中で青年・アキラ(坂口健太郎)や、元ヤクザの勝利(横浜流星)、元映画プロデューサーのマイケル(リリー・フランキー)とその仲間たちと出会う。ここは“想いを残した者たちがとどまる世界”だった。現実を受け止めきれない美奈子だったが、月に一度死者たちが集い、それぞれの会いたかった人を探す“パレード”に参加したことを機に、各々の心に触れていく。それぞれの秘密と哀しみが癒されたとき、一筋の希望が生まれるーー。
現代の台湾・台北を舞台に、三姉妹が繰り広げる三者三様の恋愛模様と、台湾5つ星ホテルのシェフである、彼女たちの父親が作り上げる料理の数々が織りなすホームドラマ。日曜日の晩餐は、中国料理の鉄人だった父の手料理を前に円卓をにぎわすのがこの一家の習わしだ。敬虔なクリスチャンである長女、航空会社勤務のキャリア・ウーマンの次女、女子大生で無邪気な三女。人間の根源的な欲求である“食欲”と“性欲”を通して、彼女たちの初恋や不倫、セックスに妊娠、結婚、父と娘、家族や人間関係、そして“人生”を描きあげた意欲作。
クリスマス休暇をパリで過ごそうと計画する、ある家族の親戚を含む15人。無事出発したと思った矢先、ママは飛行機の中で重大な忘れ物に気付く。なんと8歳の息子ケビンを家に置き忘れてしまったのだ! こうして、ケビンはひとりぼっちで夜を過ごすことになるが、さらにその夜、空巣狙いの泥棒2人組が家に忍び込む。それに気付いたケビンは自分が家を守らなくちゃと、2人組相手にたったひとりで奇想天外な撃退作戦を展開する。
ハリウッドのスター、ボブ・ハリス(ビル・マーレイ)はウイスキーのCM撮影のために来日し、滞在先のホテルへと向かっていた。ホテルで出迎える日本人スタッフに軽く挨拶をし部屋に入るとアメリカの妻からファックスが入る……。
19世紀の半ば、スコットランドからニュージーランドへ写真結婚で嫁ぐエイダ。旅のお供は娘のフロラと一台のピアノ。エイダは6歳の時から口がきけず、ピアノが彼女の言葉だった。夫のスチュアートはそのピアノを重すぎると浜辺に置き去りにし、原住民に同化している男ベインズの土地と交換してしまう。ベインズはエイダに“ピアノ・レッスン”をしてくれればピアノを返すというが……。
ザ・ビートルズの映画初出演作。当時人気の頂点にあった彼らの実生活をベースに脚色。熱狂的なファンに追いかけられるなか、TV出演やライブツアーに目まぐるしく動きまわるビートルズの姿をドキュメンタリー・タッチに描いた音楽コメディー。
クリスマス休暇を常夏のフロリダで過ごそうと空港にやってきたマカリスター一家。ところが、なぜかケビンだけが間違えてニューヨーク行きの飛行機に乗ってしまい、またまた彼はひとりぼっちに。偶然にもクレジット・カードや現金の入った両親のカバンを持っていたことから、ちゃっかり高級ホテルで悠々自適の暮らしを楽しむケビンだが、そこでなんと、かつて撃退した泥棒コンビに再会してしまった。
ニューヨーク西34丁目にある老舗デパートのコールズは、営業不振に苦しんでいた。そんな中、クリスマス恒例のパレード開始直後にサンタクロース役が酔い潰れてしまい、責任者のドリーは、偶然居合わせた老人クリスを代役に起用する。サンタのイメージにぴったりのクリスの活躍でパレードは大成功を収め、デパートの売り上げも急上昇。しかし、ライバルのデパートの社長たちの陰謀によって、事態は思わぬ方向に…。