1914年。第1次世界大戦が勃発し、ドイツの有名オペラ歌手だったニコラウスも一兵卒として戦地に出征する。その愛妻でやはりオペラ歌手であるアナは、自ら積極的に働き掛けてクリスマスイヴにコンサートを開き、戦場から呼び戻された夫とともに、皇太子の御前でアリアを熱唱することに。無事務めを終え、塹壕に戻ってきたニコラウスはそこでも兵士たちのために美しい歌声を披露するが、そこで奇跡のような事態が起こる。

ニューヨークのデパートで、サンタクロースとして雇われた白ヒゲの老人クリス・クリングル。クリングルのサンタは評判を呼ぶが、彼は「自分は本物のサンタだ」と主張し、ついには裁判が開かれる――

毎年サンタクロースに扮し、デパートで子供の相手をしながら金庫泥棒を働いている前科者のウィリー。ある日、定宿のモーテルに捜査の手が伸びるのを感じた彼は、デパートを頻繁に訪れていたいじめられっ子のぽっちゃり少年・キッドの家に身を隠すことになる。

玩具工場を軍需産業化しようと企む新社長の叔父に対し、平和主義者の前社長が奮闘するファンタジー。おもちゃを使っての代理戦争のばかばかしさが見もの。主演は名優ロビン・ウィリアムズ。