人種差別が横行する1950年代。幼い頃から足の速かった青年アーニーは、その特技を活かしてフットボール選手として注目を浴びるようになっていく。シラキュース大学アメフト部のコーチをつとめるシュワルツワルダーはそんなアーニーに目をつけ、チームの一員として迎えることに。アーニーは黒人選手を快く思わない人々からの差別にさらされながらも、チームを勝利へと導いていく。

ペンシルバニア州の鉄鋼不況に苦しむ小さな町。景気の悪い鉄工所に勤める父と兄が働けども豊かになれない姿を見ていた高校生ステフは、この町から飛び出す希望を持ち、大学の奨学金を手に入れるため部活で得意のアメフトに打ち込む。だがある試合の直後、コーチのニッカーソンと激しい口論になったステフは退部処分を受けてしまう。恋人のリサはそんな彼を慰めるが、未来への希望を閉ざされたステフは途方に暮れる。