巨匠・黒澤明監督が手がけた戦国スペクタクル巨編。武田信玄の影武者として生きた男の悲喜劇を荘厳にして絢爛な映像で描く。戦国時代。家康の野田城攻めの折り、鉄砲で撃たれこの世を去った武田信玄。弟信廉は信玄死すの報を打ち消すため信玄の影武者を立てる。男は盗みの罪から処刑されるところを信玄と瓜二つだったことから助けられたのだった。だが男にとって戦国の雄・信玄として生きることはあまりにも過酷だった……。カンヌ国際映画祭グランプリ受賞。

戦後、東大法学部の学生が設立した金融会社“太陽クラブ”は急成長を遂げたが、メンバーの隅田がヤミ金融容疑で検挙され焼身自殺を図る。残された鶴岡は新たに六甲商事を設立し、企業から次々と金を騙し取った。東京地検の福永検事は鶴岡をマークするが、彼は証拠を残さずに犯罪を繰り返すのだった。

ゴジラシリーズ第23作にして、従来のシリーズとの繋がりを断って再度リブートした、「ミレニアムシリーズ」第1作。漁船・第三北海丸を破壊したゴジラが北海道根室市に出現した。ゴジラ予知ネットワークを主宰する篠田雄二は、娘のイオ、雑誌記者である一ノ瀬由紀らと共にゴジラと間近で遭遇し、発電所を破壊するゴジラの姿に「ゴジラは人間の作り出すエネルギーを憎んでいるのではないか」と感じる。時を前後して、鹿島灘沖の日本海溝で強い磁力を帯びた岩塊が発見された。新しいエネルギー資源の可能性を見いだした危機管理情報局の宮坂四郎は、局長の片桐光男に引き上げを進言する。しかし岩塊は、引き上げ作業中に自力で浮上してしまった。

雨の街、台北。日本を追われた一人の極道、優児。今は台湾マフィアのボス・ホウに雇われ、ヒットマンとして暮らしている。ある日、昔の女から、あなたの息子だと一人の少年・チェンを押し付けられる。優児は、ホウから対立組織のクー・チーピンの殺し屋を請け負った。娼婦リリィの部屋でクー・チーピンの動向を窺う優児。遂に、優児は暗殺を決行し、首尾良く成功するが、その後には、台湾黒社会の報復が待っていた…。

長島藩の首席家老である父・勘膳に勘当を解かれ、武芸の修業に赴いた江戸から久方ぶりに帰郷した犬飼平四郎の耳に、殿が刀守として雇った浪人あがりの風祭蘭之介なる侍が将軍家から賜った宝刀を奪い、姿を晦ましたという知らせが飛び込んできた。このことが外部に漏れれば、御家断絶は免れないだろう。しかし最強の剣客である風祭に敵う者は誰ひとりとしておらず、悩み抜いた藩の重鎮たちは宝刀の贋作を造り、事件のもみ消しを図ろうとする。ところがこの処置に納得できない平四郎は「風祭を斬る」と城を飛び出してしまい…

ある巨大マフィアの真実を語り、世界中に一大センセーションを巻き起こした実話をもとにした作品。運転手からマフィアの一員へと転身を図ったバラキの姿をドキュメンタリー・タッチで描く。チャールズ・ブロンソン主演。

武術の達人で海軍特殊部隊の元兵士は、妹を襲った残虐な犯人を突き止めるためにブラジルに向かう。そこで待ち受けていたのは、街を牛耳るヤクザの存在だった。

前作から5年。再び.44マグナム・S&W M29を手に、ハリーはサンフランシスコで、自らも”駒”になった、死亡予想ゲーム“デッドプール”を元に展開する連続殺人事件に挑む。サンフランシスコ市警のハリー・キャラハン(クリント・イーストウッド)刑事は賭博王ジャネロを強引な手口で逮捕した。テレビ中継でその模様を報道されたハリーは有名人となるが、その中継をテレビで秘かに見つめる人物が「死亡予想」と書かれたリストにハリーの名を書く。一方、市警はテレビ中継の一件以来、人気者になった彼の身を案じ、護衛も兼ねた相棒に中国人の刑事クワン(エヴァン・キム)を配置させる。やがてホラー映画に出演中のロックシンガーのジョニー(ジム・キャリー)が強力な合成ヘロインを口に押し込まれ殺害される事件が起こる。現場に駆けつけたハリーは、発見者である映画監督のピーター(リーアム・ニーソン)に出会うが捜査に結びつく情報は得られない。そしてチャイナタウンのレストランで強盗事件にハリーが遭遇した際、犯人の流れ弾に当たりジョニーが出演する映画の経理を担当していた男が死亡し、その胸ポケットから「死亡予想」と書かれたリストが見つかる。リストにはジョニーや他の有名人と共にハリー自身の名前も書かれていた…。

1943年、南太平洋ソロモン諸島ガダルカナル。上官の戦死で小隊を指揮することになったエンダーズ伍長だったが、日本軍の猛攻の前に若い兵士たちを次々と失い、自らは負傷しながらも唯一の生き残りとして心と体に深い傷を負い帰還する。責任を感じるエンダーズは一刻も早い復隊を希望する。ようやく復隊が認められたエンダーズに課せられた新たな任務は、“ウインドトーカーズ”と呼ばれたナバホ族の通信兵とペアを組んで護衛し、彼の戦場での安全を確保することだった。しかし、真に必要とされたのは暗号の秘密の死守で、そのためにはいかなる犠牲を厭うなとの極秘指令も含まれていた……。

秋子は松永という男性を追い掛け、ウラジオストクを訪れる。ようやく極東の街で念願の相手と再会を果たすものの、向こうは彼女のことなどきれいさっぱり忘れていた。ある日、斉藤が経営する小さな食堂で働きながら松永の行方を探していた秋子のもとに、ようやく情報が入ってくる。

世界で最も無能な警官の集団、ポリスアカデミーのメンバーたち、ラサール校長、効果音男ジョーンズ、ガンマニアのタックルベリー、超セクシーなキャラハン、扁平足のハリスが、新メンバー、新米警官コナーズを加え、モスクワへ出動することになった。彼らの任務はロシア・マフィアのゴッドファーザー、コンスタンティン・コナリを倒す事。コナリはビデオゲームを利用して、地球上のあらゆるコンピュータへアクセスできる方法を見つけ出していた。この方法で世界中のカネを盗むというのだ。ポリスアカデミーのメンバーたちは、モスクワ警察署長レイコフらの協力を得ながら、コナリの現場を抑えようとチェイスを繰り広げる。