ジェームス・ディーンに憧れる25歳の男が15歳の少女と出会う。交際を禁じられたため、彼女の父親を殺し、2人は逃避の旅に出る。鬼才テレンス・マリックが作り上げた、日本未公開のカルト劇。

『ゴーストワールド』に続き、全米の賞レースを席巻したインディーズ映画。米国独立系映画の良心とも言えるテッド・ホープが制作だから、つまらないはずがないのだが、これがデビューとなる夫婦監督も記憶にとどめたい。

1943年、反政府組織「白バラ」のメンバーであるゾフィー(ユリア・イェンチ)は、兄とともに大学構内で反戦ビラを配っていたところを逮捕される。厳しい尋問に屈せず信念を貫く彼女に、尋問官モーア(アレクサンダー・ヘルト)はある取引を提案するが……。

1960年代、長野県松本市。秋津高校3年の亮介は登校途中に一匹の黒い野良犬を見つけ、自分の弁当をその犬に分け与えてやった。その頃、亮介のクラスでは、生徒同士が学園祭の出し物に使う犬の作り物を壊してしまったことで揉めていた。そんなところへ亮介が駆けつけた時、生徒たちは彼に着いてきた黒犬の佇まいを見て閃く。果たしてこの本物の犬は作り物の代役に起用され、出し物は黒犬の活躍で盛況に終わる。これによって一躍学校の人気者となったこの犬はクロと名付けられ、校舎内に居つくようになるのだった。

1963年のワシントン大行進を主導した活動家、バイヤード・ラスティン。公民権の歴史の流れを変えようと力を尽くし、人種差別や同性愛への偏見にひるむことなく戦った彼の姿を描く。

20年代、ハーレムのクラブではエリントン楽団の留守にキャブ・キャロウェイが人気を博し、ニコラス兄弟が華麗なタップを披露していた……。マフィアの抗争をジャズに乗せて鮮やかに描く。

マサチューセッツ州の漁港を出たアンドレア・ゲイル号は、今日も漁に恵まれない。魚が豊富な北大西洋まで船を回すことにしたが、そこには100年に1度の史上最大の嵐が渦巻いていた! 実話をもとにしたジョージ・クルーニー主演のパニック・アクション。