紙幣偽造のデータを手に入れた娼婦のグリコは、中国系移民のヒョウたちとニセ札造りを始めた。ライブハウスを買い取り、歌手として有名になっていく彼女だったが……。近未来の架空の都市“円都(イェンタウン)”を舞台に、若者たちの姿を描いた作品。

牧師だったグラハムは妻の事故死を境に牧師をやめ、弟のメリル、そして二人の子供達と静かに暮らしていた。しかしその家族の前に様々な兆候(サイン)が現れる。愛犬の暴走、畑に出現したミステリーサークル、家の周りに出没する姿の見えない謎の存在。そしてサインは世界各地に現れるようになった。はたしてサインは何を意味するのか。

キャサリン(グウィネス・パルトロウ)は天才数学者の父(アンソニー・ホプキンス)を亡くし、失意の底にいた。そんな時父の教え子のハル(ジェイク・ギレンホール)が、遺されたノートを見に訪ねて来る。人生に必ず訪れる愛しい者との永遠の別れ。そこから始まる再生のドラマが万人の胸を打つ。撮影の前年に父を亡くしたグウィネスの深い悲しみの演技に圧倒される。『恋に落ちたシェイクスピア』のジョン・マッデン監督と、同作品でアカデミー賞主演女優賞に輝いたグウィネス・パルトロウが再び組んだ感動作。共演は『アレキサンダー』のアンソニー・ホプキンスや、『デイ・アフター・トゥモロー』のジェイク・ギレンホール。

夫婦で物件を見た帰り道、妻の運転で事故に遭ったジャーナリストのジョン。脳の奇病と診断を受けて病院に収容された妻は、不可解な言葉を残して他界するが……。1960年代にアメリカで実際に起きた数々の超常現象を描いた異色ホラー。

空港で会ったグレッグと意気投合し、家族のもとへ急ぐ彼にチケットを譲ったバディ。しかしその飛行機が墜落したことを知り、強い罪悪感に苛まれることに。グレッグの残された家族を訪ねるが、正体を明かせぬままグレッグの妻と惹かれあい……。

わたしが惹かれるのは、あなたの「色」。 高校生のトツ子は、人が「色」で見える。 嬉しい色、楽しい色、穏やかな色。そして、自分の好きな色。 そんなトツ子は、同じ学校に通っていた美しい色を放つ少女・きみと、 街の片隅にある古書店で出会った音楽好きの少年・ルイとバンドを組むことに。 学校に行かなくなってしまったことを、家族に打ち明けられていないきみ。 母親に医者になることを期待され、隠れて音楽活動をしているルイ。 トツ子をはじめ、それぞれが誰にも言えない悩みを抱えていた。 バンドの練習場所は離島の古教会。 音楽で心を通わせていく三人のあいだに、友情とほのかな恋のような感情が生まれ始める。 周りに合わせ過ぎたり、ひとりで傷ついたり、自分を偽ったり― やがて訪れる学園祭、そして初めてのライブ。 会場に集まった観客の前で見せた三人の「色」とは。 2024年夏、好きになる。