母親が亡くなったショックで口がきけなくなった7歳の娘モリーのため、彼女の父親マニーはメイドを探し、陽気なアフリカ系女性コリーナを雇うことに。モリーは次第にコリーナに魅了されていき、口をきけるようになる。一方、マニーはCM用の曲を作る仕事がスランプに陥るが、音楽に詳しいコリーナからアドバイスを受けて調子を取り戻していく。やがてモリーはコリーナがパパのマニーと再婚することを望むようになっていくが……。

ニューヨークでコラムニストをしているグエン・カミングスはお酒が大好きで陽気な女性。恋人のジャスパーと馬鹿をやっては仲間達と酔って騒いで過ごしていた。しかし彼女には母親がアル中で亡くなり親戚に預けられて育ったつらい過去があり、彼女自身もアルコールと鎮痛剤の依存症。彼女は、周りの迷惑など顧みず、ただその時が楽しければ良かったのだ。ところが、グエンの唯一の家族である姉リリーの結婚式に泥酔して参加し、式を台無しにした挙げ句、新婚旅行用のリムジンを奪って民家に突っ込んでしまう。更生施設で28日間のリハビリを行うこととなったグエンは、ジャスパーからこっそり受け取った鎮痛剤を捨てて禁酒を誓うが、すぐに禁断症状に苦しむこととなる。錯乱した彼女は一度裏庭に捨てた鎮痛剤を取ろうとして二階の窓から落ちてしまう…。

海洋生物学者の父ジャックと共に孤島で暮らす少女ニムは、冒険小説の主人公アレックス・ローバーの大ファン。ある時、ジャックが行方不明になってしまったニムは、アレックス・ローバーの作者アレクサンドラに助けを求めるのだが……。児童文学作家ウェンディ・オルーの小説を映画化。ニム役は「リトル・ミス・サンシャイン」のアビゲイル・ブレスリン。対人恐怖症で引きこもりの作家アレクサンドラをジョディ・フォスターがコミカルに演じる。