31年にユニヴァーサルで「魔人ドラキュラ」としても映画化された、ブラム・ストーカー原作による怪奇小説の古典『ドラキュラ』を、英ハマー・プロが史上初のカラー版として製作した。森閑としたトランシルヴァニアを舞台に悪鬼ドラキュラ伯爵とヴァン・ヘルシング教授との死闘を描く。
田舎町の農場で暮らすカウボーイの青年ケイレブ(エイドリアン・パスダー)は、ある月夜の晩、道端で佇むメイと名乗る美しい少女(ジェニー・ライト)と出会う。彼女の怪しげな魅力に虜となるケイレブだったが、実はメイは吸血鬼だった。メイに首筋を噛まれたことで吸血鬼へと変貌してしまったケイレブは、正体不明の一団に拉致され止む無くメイたち吸血鬼の首領ジェシー(ランス・ヘンリクセン)率いる一味に加わるのだが...。
5日間のサバイバル・ゲームで勝ち抜くと賞金10万ドルというTV番組の撮影で、“アポカリプス(=黙示録)”と称する森の中に選ばれた若者たち6人が集合する。キンバリーもそれに参加するため森へ向けて車を走らせていたその時、突然何者かが飛び出してきたため、ブレーキをかける間もなく轢いてしまった。キンバリーは生存を確かめるため、倒れた男に恐る恐る顔を近づけると、その男に一瞬にして噛み付かれ、さらには森の中から出てきたもう一人に、斧でカラダを縦に真っ二つに切り裂かれた。そう、この森は人喰い一家の棲む森だった。ゲームの参加者達は、何も知らないままその森へと入っていく。