英国人科学者のスーザンは、ある日突然、嗅覚を失うという症例を示す患者と出会う。それは国内に限らず、ヨーロッパから世界中へと広がり、人々はパニックに陥る。そんなある日、彼女は自宅の向かいのレストランで働くシェフ、マイケルと出会うが、2人も翌朝には完全に嗅覚を失ってしまう。彼らはさらに味覚、聴覚を失うように。

81年から9年間、エイズの脅威に怯えながら克服していくゲイ・グループの姿を、スナップ・ショット的に捉えた人間ドラマ。エイズを真正面からとり上げ、90年サンダンス映画祭で観客賞受賞。

ミッチの妻・ベスは、香港への出張後にシカゴで元恋人と密会していたが、せきと熱の症状が出始める。同じころ香港、ロンドン、東京で似たような症状で亡くなる人が続出。フリージャーナリストのアランは伝染病ではないかと考え始める。

人間を凶暴な捕食者に変異させる新型狂犬病によって、世界は崩壊。生存者たちは、感染者(=インフェクテッド)の襲撃を逃れるため、軍により保護された核貯蔵の地下施設で生活していた。感染者と意思疎通ができる特殊な能力を持つモーガンとローズ博士が率いる研究チームは、感染者“第1号”を見つけ、元の人間に戻す治療法を探る。必死の研究に挑む彼らだが、軍が捕獲した感染者の体内に発信機が仕掛けられていたことで、突如インフェクテッドの大群が地下施設へと雪崩れ込んできて...。