船舶の炎上事故を調べていた捜査官クラインは尋問していたヴァーバルから奇妙な話を聞かされる。6週間前に銃器強奪事件の容疑者として集められた5人が、釈放後、協力して宝石強奪を決行。ブツをさばくためにLAの故買屋と接触した5人は、そこで新たなヤマを依頼されるが、宝石と聞かされていた獲物は麻薬で、トラブルから相手を射殺してしまう。そして恐慌状態の彼らの前に、伝説のギャング“カイザー・ソゼ”の右腕と名乗る弁護士が現れたというのだ。

少年チャンピオンでの連載終了後も根強い人気を誇る高橋ヒロシのコミック「クローズ」をオリジナルストーリーで実写映画化。原作より過去に遡り、不良たちが集まる鈴蘭男子高校で勃発した史上最大の抗争を描く。幾つもの派閥が勢力争いを繰り広げている鈴蘭男子高校。現在の最大勢力は、3年の芹沢が率いる一派だ。そこに鈴蘭制覇を狙う転入生・滝谷が現われ……。鬼才・三池崇史がメガホンを取り、小栗旬、山田孝之、黒木メイサら豪華キャストが集結。

クローズZEROⅡから1カ月後。滝谷源治、芹沢多摩雄らが卒業し、新年度を迎えた鈴蘭高校では、空席になった“頂点”の座を狙って、 新3年生達が次々と名乗りをあげていた。頂点に最も近い男・強羅徹、そのライバルと目される高木哲次、お調子者を装うキレモノ・小岐須健一、 凶悪なる転入生・山下甲兵。しかし2人の男の登場で、鈴蘭の勢力図は大きく変わることになる。「自由気ままに生きたいだけ」と頂点争いに興味を 示さない3年転入生・鏑木旋風雄。本能のまま好戦的に暴れる新1年生・加賀美遼平。対照的な2人が互いを宿敵と認めたとき、鈴蘭史上例を見ない内部抗争が幕を開けた。 一方、黒咲工業高校を束ねる柴田浩樹は、暴行事件でドロップアウトした藤原一の存在に頭を悩ませていた。バイクチームO・D・Aのリーダー織田とともに、周辺の不良高校 生達に次々と襲撃を仕掛ける藤原。その真のターゲットは、内部抗争によって崩壊寸前の鈴蘭高校だった…。