エレクトロニック・ミュージック好きな問題児の女子2人。修道女の仕切るキャンプで神に触れ、人生が変わる!? 音楽と元気に満ちたミュージカル・コメディ。

ハンフリー・ボガードが出演した1955年の傑作コメディをリメイクした作品。今ではすっかり名優となったロバート・デ・ニーロとショーン・ペンの若さ溢れる演技が楽しい。

ハーレムの小さなアパートにシャイな24歳の教師のドロシー(ダイアナ・ロス)が叔母のエム(テレサ・メリット)と叔父のヘンリー(スタンリー・グリーン)と共に住んでいる。11月下旬、3人はたくさんの感謝祭ディナーを囲んでいる。エムは、マンハッタンにある125番通り南で1人暮らしをしようとしてなかなか決断できないでいるドロシーをからかう。 ドロシーが食卓を片付けていると、飼い犬のトトがキッチンのドアから駆け出て猛吹雪に飛び込む。彼女は彼を連れ戻そうと後を追うが、嵐に巻き込まれてしまう。南の良い魔女グリンダが作り出した不思議な雪の竜巻が起こり、オズの王国に紛れ込む。吹雪がやみ、ドロシーは「オズ」というネオンサインを突き破って着地すると、マンチキンランドを統治していた東の悪い魔女エバーミーンを圧死させてしまう。この結果ドロシーは到着した広場に住んでいたマンチキンたちを解放する。彼らはエバーミーンによって壁の落書きに変身させられていたのである。 ブロードウェイでも大ヒットしたオール黒人キャストの『オズの魔法使い』のミュージカル化。ドロシーをD・ロスが熱演し、若きM・ジャクソンや往年の名花レナ・ホーンが花を添え、キッチュな美術が雰囲気を醸し出している。黒人音楽ファン必見。

ショーン・ペン主演のハリウッドを舞台にした人間ドラマ。やり手のディレクターが愛を疑い、欺瞞やウソにまみれながらもしぶとく生き抜いて行く物語。売春婦役のメグ・ライアンにも注目したい。