1964年、愛する妻と死別したイップ・マン(ドニー・イェン)は、アメリカで暮らしているまな弟子のブルース・リーから招待され、息子と一緒にサンフランシスコに行く。イップ・マンは詠春拳の道場を開いたブルース・リーと再会するが、道場がチャイナタウンとアメリカ海軍の対立に巻き込まれてしまう。

中華民国初期、辛亥革命によって清王朝が倒れたものの、西洋列強による侵略や国内の内乱で、軍閥たちによる私利私欲の争いが繰り広げられていた。登封市(現河南省鄭州市)にある少林寺の僧侶たちは、おびただしい数の犠牲者の中から、まだ息のある人々を救助していた。逃亡した敵の大将を追い、馬に乗った軍人たちが少林寺に土足で踏み込む。粗暴で傲慢な将軍で独裁者・侯杰が少林寺の中で敵の大将を無残に撃ち殺し、少林寺を愚弄して去る。しかし、腹心の部下・曹蛮の裏切りに合い、そこで流れ着いたのが、かつて独裁政権時代に愚弄した少林寺だった。

香港映画史に残る武侠アクションの傑作で、『片腕ドラゴン』『片腕カンフー対空とぶギロチン』の原点であり、“天皇巨星”ジミー・ウォングを一躍スターに押し上げた記念的作品。

清朝末期の中国。政治は腐敗し、人々が苦しい生活を送る中、広州の広埔港では、黒虎組と北海組という2大勢力が港の利権を巡って抗争を繰り広げていた。そんなある日、黒虎組の親分・雷公は組の若者数人を集め、北海組の親分の首を取った者を自分の4番目の義息子にすると告げる。その中には、ある目的を秘めて黒虎組に加わったフェイの姿もあった。単身、北海組の本拠地へと乗り込み、親分と対決するフェイだった。