ハンナ、ホリー、リーの芸術家三姉妹と、二人の男性の恋愛関係を絡めながら、“人生のほろ苦さ”を描いた感動作。シニカルなのにコミカルで、でもその視点は終始温かいというアレンならではの作品。

ニューヨークのしがない泥棒ハリー・ロックハート。ある時、警察に追われていて思わず逃げ込んだのは、ハリウッド映画のオーディション会場。俳優に間違われたハリーはオーディションをパスし、探偵役のスクリーンテストのためにロサンジェルスへ。彼はそこで役作りのため、通称“ゲイ”と呼ばれている本物の私立探偵ペリーに弟子入りすることに。一方でハリーは、女優を夢みてハリウッドへやって来た幼なじみハーモニーと再会する。やがてハリーとペリーは奇怪な事件に遭遇。さらに、ハーモニーの妹も謎の自殺を遂げ、事態は混沌の度を深めていく…。

『赤ちゃんに乾杯』『女はみんな生きている』の女性監督コリーヌ・セローによるヒューマン・ドラマ。遺産相続の条件としてカトリックの聖地へ嫌々巡礼にいくことになった3姉弟を含む、9人のツアー客が、さまざまな感情・背景を抱えながら800キロにも及ぶ旅を続ける姿を描く。歩き続けることで見えてくるシンプルな答えに心温まる作品。 母の遺産を相続することになった姉クララと弟のピエール&クロード。彼らは相続条件として嫌々ながら聖地巡礼の旅に出る。だが、6人のさまざまな事情を抱えた人々との旅を通じて、彼らの心は次第に変化していく。

ブランクを経てファッション編集者として復帰した女性はある日、パーティーで出会った年下のイケメンとキスをする。でも実はその彼は新しい職場の同僚であり、しかも上司の息子で...。

サンタクロースことニコラス(ポール・ジアマッティ)の兄フレッド(ヴィンス・ヴォーン)は、弟とは大違いのダメ人間。努力はしたもの弟のような善人にはなれず、悪事を働き刑務所に入ってしまう。兄思いのニコラスは「北極でクリスマス用のおもちゃ作りを手伝うこと」を条件に、フレッドの保釈金を立て替えるが……。 聖人サンタクロースのデキの悪い兄が引き起こす大騒動を描いた爆笑コメディー。製作をヒットメーカー、ジョエル・シルヴァーが手掛け、『シャンハイ・ナイト』のデヴィッド・ドブキンが監督を務める。サンタの兄フレッドに『ドッジボール』のヴィンス・ヴォーン、模範的な弟のサンタクロースを実力派ポール・ジアマッティが好演。さらにレイチェル・ワイズ、キャシー・ベイツ、ケヴィン・スペイシーらオスカー俳優が共演する豪華キャストも見逃せない。