無邪気で不器用な少女メアリは、森で7年に1度しか咲かない不思議な花“夜間飛行”を見つける。この花は、魔女の国から盗み出された禁断の花だった。一夜限りの不思議な力を得たメアリは、魔法大学“エンドア”への入学を許されるが、あるうそをついたことから大事件に発展してしまう。
戦国の世、丹波の国で謀反が起こった。前主を弑して新しく領主の座にのぼった左馬之助は、過酷な労役を領民に課し、さらには村の守り神たる魔神像をも破壊しようとした。だが、額にくいを打ち込んだ途端、突如として山崩れが起こり、作業にあたっていた人足たちは土砂に呑み込まれてしまう。左馬之助は魔神像の破壊をあきらめたが、前主の係累に対する追及はやめなかった。ついに遺子・忠文を捕らえた彼は、忠臣とともに磔刑に処することを決定する。忠文の妹・小笹は、唯一の心の拠り所、魔神像に助けを求めるのだったが……。映像化を考慮しないで作られたかのような演出に、特撮が見事に応えた傑作作品。4.5メートルという難しいスケールに設定された魔神像は、巧みな特殊撮影によって動き回り、素晴らしいリアリティを醸し出している。