1980年代、当時までアクションやコメディのイメージが強かった香港映画だが、英国や米国に留学した経験がある女性監督チャンは、自身のニューヨーク時代を下敷きにしたこの恋愛映画に着手。切なさがたっぷりで大人の観客の共感を誘う、ビタースイートな秀作となった。実際にニューヨークでロケをした、秋の風景も美しい。香港版アカデミー賞の“香港電影金像奨”で作品賞などを受賞。主人公の男女を演じた、「男たちの挽歌」シリーズのチョウ・ユンファと共演者C・チャンは後に「いつの日かこの愛を」でも共演。 香港人の女性ジェニーは留学のため、ニューヨークに行き、遠い親戚である年上の男性シュンタウの古いアパートで間借りすることに。シュンタウはチャイナタウンのレストランで働くが、英語が苦手ながら気ままに毎日を過ごす。ジェニーは先に留学していた恋人ビンセントと再会するが、別の恋人ができた彼に冷たくされてショック。シュンタウはそんなジェニーと過ごすうち、彼女に好意を抱くようになるが、彼女はそれに気付かず……。

ある夜、パーティーをはしごするという謎めいた女性客2人を車に乗せた若い運転手。しかし、2人がその本性をあらわにしたとき、命がけのサバイバルが始まる。

ジャーナリスト志望のブレイク・コンウェイは、就職も決まらず多額の借金を抱えたまま大学卒業を控えていた。そこで、多額の賞金がもらえるジャーナリストの賞を獲得するべく、年上の男性のシュガーベイビーになり、その体験談を書こうと決意する。

元夫ポールとの間に生まれた息子ディランの結婚式のために、現在の家族を連れて久々に実家へ戻ったリン。ただでさえ反りの合わない家族に再会することは憂鬱なのに、久々に一堂に会しながら、お互いが抱える悩みや問題を全く受け入れようとしない、わがままで身勝手な家族たちに気が滅入るリン。それぞれの苦しみは、結婚式が近づくにつれてどんどん高まり、そして遂には祝いの席で大騒動を巻き起こすことになる。

レストラン強盗で手に入れた資金でフロリダ旅行へ出かけた女子大生4人組は、旅先でドラッグやセックス漬けの毎日を楽しんでいたが、麻薬ディーラーの男エイリアンとの出会いをきっかけに裏社会へと足を踏み入れていく。