1992年のウィーン初演以来、世界各国で上演が続けられているミュージカル「エリザベート」。日本では、各国での上演に先駆け、小池修一郎の潤色・演出で、1996年宝塚歌劇団雪組にて初演。各組でこれまでに計10バージョンが上演され宝塚歌劇を代表する大ヒットミュージカルとなりました。梅田芸術劇場では、ウィーン初演から、20周年のメモリアルイヤーとなる2012年に、『エリザベートスペシャル・ガラ・コンサート』を、その後、2016年は宝塚初演20周年を記念した『エリザベート TAKARAZUKA20周年スペシャル・ガラ・コンサート』を上演いたしました。 そして、宝塚歌劇団による日本初演から25周年となる今年、小池修一郎と小柳奈穂子の共同演出により宝塚歌劇版の歴代キャストを中心とした、『エリザベート TAKARAZUKA25周年スペシャル・ガラ・コンサート』の上演が決定いたしました。 本公演では、メインキャストが役をイメージした衣裳でコンサート形式にて本編を上演する「アニヴァーサリーバージョン」として、歴代出演者が共演する“25周年バージョン”と上演当時のメンバーを中心にお届けする“花組・月組・雪組・星組・宙組の各組バージョン”、そして夢の競演として新しい組合せでお届けする“スペシャルバージョン”を。 さらに、出演者全員が扮装しコンサート形式で本編を上演する「フルコスチュームバージョン」という多彩なバリエーションにてお届けします。

21世紀を迎えた今も、人々をミステリアスなロマンへと誘う存在・ヴァンパイア。  そのヴァンパイア伝説をもとに、不老不死となった青年が世紀を超えてたどる数奇な運命を描く大作ミュージカルである。美しくも哀しい主人公を演ずるのは紫吹淳。宝塚屈指の名ダンサー・紫吹にとってサヨナラ公演であり、彼女が踊る数々のダンス・ナンバーは必見!  物語は中世の中央ヨーロッパの「薔薇の谷」で始まる。密かに生き続ける幻の種族ヴァンパイアの正当な後継者となった騎士フランシスは、時の彼方に消えた恋人を捜し求め、時空をさまよう。封じられた魔力を悪用しようとするヴァンパイアの末裔ミハイルも生き続け、両者は追いつ追われつ時を超える。ある時はルイ14世の宮廷に、また20世紀にはナチス・ドイツの台頭するベルリンに現われる。それぞれの歴史の狭間に、彼は何を見、また何を残したか・・・・・