ある日、アタル(中居正広)やラリー(村上弘明)が所属する、ニューヨークのFBI組織・SPB爆破事件が起きる。同じ頃、東京でも電車の送電線破裂事件が起こり、車椅子の女性管理官・星(松雪泰子)が捜査の指揮を執ることになる。沢(北村一輝)ら警視庁捜査一課の刑事たちが捜査に臨む中、アタルとラリーも帰国して捜査に加わる。
以前は優秀な兵士で、現在はラスベガスの裏社会で用心棒をしているニック。ある日、誰かにひどい暴行を受け重傷を負った元恋人から犯人捜しと復讐を依頼される。瞬く間にそれを成し遂げたニックだが、犯人の背後には権力を駆使しラスベガスを支配する凶悪マフィアが控えていた。
ラスベガスの街でしがない日常生活を送る、中年刑事のストーンとその年下の同僚刑事のウォーターズ。ある日、ケチな麻薬の売人が多額の保釈金ですぐさま釈放されたのを不審に思って独自の調査を開始した2人は、マフィアが多額の裏金を蓄えこんだ隠し金庫のありかを知る。そこで2人は、その金を横取りしようと用意周到な強奪計画を練ると、ある晩、隠し金庫のある店の上階の部屋に押し入り、いざその実行に取り掛かる。
セガール映画の代名詞ともいえる“沈黙”が冠されたサスペンスアクション。歓楽街ラスベガスのカジノを舞台に、裏社会の男たちが命懸けの策略を張り巡らす。「CSI:科学捜査班」のレギュラー、ニック・ストークス役でスターになったG・イーズが、負け犬ギャンブラー役を熱演。セガールは一歩引き、ベガスの裏社会に通じたフィクサー的役柄で画面を引き締める。ほか共演は「アバター」の怪演で注目を集めた個性派S・ラングなど。 ラスベガス。ギャンブラーのダニエルは、妻子に逃げられ、借金も抱えた負け犬暮らし。そんなある日、バーで謎の富豪ダフィーと出会った彼は、リスキーなもうけ話を持ちかけられる。危険の香りにためらうダニエルはダフィーと口論からもみ合いとなり、転倒したダフィーが打ち所悪く死んでしまう。結果としてダフィーを殺した形になったダニエルは、ベガスの裏社会に通じ、彼の借金の貸し主でもあるポーラインに助けを求めるが……。