革命運動のさなか、少年時代のマフマルバフ監督(モフセン・マフマルバフ)に刺された元警官(ミルハディ・タイエビ)が監督のところへ訪ねてきた。監督はあの日の出来事の映画化を決意。難航するオーディションの末、どうにか配役が落ちついた。監督、元警官それぞれが若き日の出来事を少年達にに語って聞かせ、演技指導をする。元警官は、毎日彼に時間を尋ねてくるうちに芽生えた少女への片思いを警官役の少年(アリ・バクシ)に告白。この映画を通して、刺されて以降会うことのなかった少女と再会するのが元警官の本当の目的だったのだ。

巨匠アルフォンソ・キュアロン監督が、家族愛の物語を自身の幼少時の体験を交え美しいモノクロ映像で綴った自伝的作品。政治的混乱に揺れる1970年代のメキシコで、ある家政婦と雇い主一家の絆を感情豊かに描く。

結婚を約束し幸せの絶頂にいた20代のカップル・尚志と麻衣。しかし結婚式の3カ月前、麻衣が原因不明の病に倒れ昏睡状態に陥ってしまう。尚志はそれから毎朝、出勤前に病院に通って麻衣の回復を祈り続ける。数年後、麻衣は少しずつ意識を取り戻すが、記憶障害により尚志に関する記憶を失っていた。2人の思い出の場所に連れて行っても麻衣は尚志を思い出せず、尚志は自分の存在が麻衣の負担になっているのではと考え別れを決意する。

落ち着きがないことを理由に、小学校を退学になってしまったトットちゃん。新しく通うことになったトモエ学園の校長先生は、 出会ったばかりのトットちゃんに優しく語りかけた。「君は、ほんとうは、いい子なんだよ。」トットちゃんの元気いっぱい、すべてが初めてだらけの日々が始まるーーー