18歳で亡き父の石油掘削機の事業を引き継ぎ大富豪となったハワード・ヒューズ。1927年、21歳の彼は、その莫大な財産を全て注ぎ込み、航空アクション映画「地獄の天使」の製作に着手。30年に同作を完成させると大ヒットを記録し一躍ハリウッド・セレブの仲間入りを果たす。
14歳の少女エイミー、母親の死がきっかけとなりニュージーランドから父親トーマスが住むカナダ、オンタリオ州の農場へ移り住む。急変した環境に馴染めないエイミーであったが、ある日カナダガンの卵を発見し、孵化時の刷り込みにより「母親」となることで一変する。人間に育てられたガンは「渡り」の習性を知らない。このため、ガンと共に越冬地のノースカロライナ州(アメリカ)まで父親や周囲の人々の協力の下ウルトラライトプレーンで向かうこととなった。
第1次世界大戦下のドイツ帝国。プロイセン軍人貴族の家庭に育った青年リヒトホーフェンは、戦闘機部隊に加わり、瞬く間に頭角を現わし始める。正々堂々と戦い、敗者にも手を差しのべる彼の高潔な戦いぶりは敵からも一目置かれ、やがてトレードマークの赤い機体から《レッド・バロン》の異名を全欧中に轟かしていく。だが一方、その名声は軍上層部からプロパガンダに利用され、度重なる親友の戦死も重なり、彼を疲弊させていく。
大西洋横断飛行に挑戦する資金を集め、1927年、ニューヨークの飛行場を単葉機「セントルイス魂号」で飛び立った郵便飛行士チャールズ・A・リンドバーグ。睡魔や悪天候など、さまざまな危機を切り抜け、パリまでの5810キロ、33時間30分の無着陸単独飛行という史上初の偉業を成し遂げた回想録を、名匠ビリー・ワイルダー監督が映画化。ジェームズ・スチュワートがリンドバーグを演じ、綿密な演出で描いた感動のドラマ。
小型飛行機との衝突によってコックピットが破損し操縦不能に陥ってしまった大型旅客機の恐怖と決死の救出劇を描いた、「大空港」に次ぐ航空パニック・シリーズ第2弾。