イタリアの名匠ジュゼッペ・トルナトーレによる、映画史に残る至高の名作。イタリアのシチリアを舞台に、少年と映写技師が映画を通して心を通わせていく様を、感動的な音楽と繊細な人物描写で描き出す。映画監督のサルヴァトーレ(ジャック・ペラン)は、映写技師のアルフレード(フィリップ・ノワレ)という老人が死んだという知らせを受け、故郷のシチリアに帰郷する。

彦根藩井伊家の上屋敷に津雲半四郎と名乗る浪人が現れ「切腹のためお庭拝借」と申し出た。生活に困窮した浪人が「切腹する」と言っては、庭や玄関を汚されたくない人々から金品を巻き上げることが流行っており、家老の斎藤勘解由は数ヶ月前にやってきた千々岩求女という浪人の話を始めた。家老が切腹の場を設けてやると言い出すと、求女は狼狽したあげく、竹光で腹を切った上に舌を噛んで絶命した、と。話を聞いた半四郎は、求女は自分の娘婿であることを告げた。

妻に先立たれ、息子たちとも疎遠な元軍人のウォルトは、自動車工の仕事を引退して以来単調な生活を送っていた。そんなある日、愛車グラン・トリノが盗まれそうになったことをきっかけに、アジア系移民の少年タオと知り合う。やがて二人の間に芽生えた友情は、それぞれの人生を大きく変えていく。

引退した大学教授であるノーマンは長年連れ添った妻エセルとともに、2人で過ごす48回目の夏期休暇のため、ニュー・イングランド地方の森の別荘へやって来る。そこへ、かつて家出して以来、音信不通だった娘のチェルシーが、婚約者とその息子を連れて現われる。実はチェルシーと婚約者はヨーロッパ旅行に行く途中で、2週間のあいだ、婚約者の息子を預かってほしいとチェルシーは両親に頼み、両親はそれを引き受ける。

車の陸送に従事するコワルスキーはコロラド州を訪れ、1970年型ダッチ・チャレンジャーをサンフランシスコまで運ぶ仕事に取りかかる。デンバーで立ち寄ったバーの店主と「目的地まで15時間で届ける」という賭けを行った彼は、時速200kmでハイウェイを爆走。追跡する白バイ警官を振り切り、検問を強行突破し、邪魔する者をすべて蹴散らしていくコワルスキーの暴走はニュースで知れ渡り、彼に協力する者も現れる。

元々は軍事用ロボットだが、落雷によるショート・サーキット(回路不良)で感情を持ってしまったナンバー・ファイブ。以前は工場から逃げ出す騒動を起こしたが、今や人間たちにもなじんでジョニー5というニックネームで呼ばれる。NYでジョニー5のおもちゃを作って売っているベンはデパートで働くサンディの依頼を受け、おもちゃをひと月で1000体作ることに。そこに本物のジョニー5が現われ、おもちゃ作りを手伝うことに。

マギーは、仕事もせず男遊びばかりしていた。義理の母親に家を追い出されたマギーは、姉のローズの家に居候することになる。しかし、マギーはローズの恋人と浮気をした所をローズに目撃され、家を追い出されてしまう。行き場を失ったマギーは、亡くなったと聞かされていた祖母の家を訪れるのだが……。

最愛のビー(ローズ・レスリー)と結婚したポール(ハリー・トレッダウェイ)は湖畔の別荘へハネムーンにやって来るが、真夜中に妻が寝室から姿を消す。全裸のまま森の中で立っていたビーを見つけ出した翌日、彼女の足に何かにかまれたような傷痕があることにポールは気付く。ビーの奇行や近所でレストランを経営する夫婦の奇妙な言動に不審を募らせていくポールは、やがて予期せぬ事態に直面し……。