1981年、犯罪が多発する大都会ゴッサムシティ。ピエロの仕事をしているアーサーは貧しく、老いた母親ペニーと暮らす上、突然笑いだしてしまうという心の病に悩むが、TV界の人気司会者フランクリンを憧れの対象にして日々耐え忍んでいた。ある日、失業したアーサーは地下鉄で、女性客に嫌がらせをしていた男性3人組を偶然持っていた拳銃で皆殺しにしてしまう。以後アーサーは、自身の心にあった怒りを解放させていく。

フィラデルフィアに住む元国連職員ジェリー・レインは、妻と長女レイチェルと次女コニーを学校に送るため自動車に乗っていたが、いつもとは様子の違う交通渋滞にはまってしまう。人間を狂暴化させる謎の疫病が世界各地で流行し始めており、フィラデルフィアの街はゾンビの大群に襲われていた。ジェリーは街を離れるが、携帯電話へ国連事務次長ティエリーから連絡が入り、現場への復帰を要請される。

1973年公開の『エクソシスト』で悪魔に取りつかれた娘の母親を演じたエレン・バースティンが、同じ役で出演するブラムハウス製作のオカルト・ホラー。悪魔に憑依された少女2人を巡って、親たちの奮闘が描かれる。

老人ホームに放火して逮捕された看護師の母が昏睡状態で保護されていると聞き、医療会社を訪れたカーリー。医師から“シミュレーション”という仮想空間に入って、母を呼び戻して欲しいと頼まれるが……。ニール・ブロンカンプ監督によるホラー。