西欧諸国に戦雲渦く頃、静かな日本を揺がす憲兵達の足音。鬼の憲兵・西崎中尉の分隊であった。この隊の田岡上等兵は、反戦分子の下島の探索をやり、その愛人・浪路の拷問を歓びの表情の中で行っていた村山男爵を知る。彼はSM嗜好者で西崎中尉とも深いつながりを持っていた。やがて下島は逮捕され訊問で富豪の菊島夫人の名がもれ、西崎中尉の目は異様に光った。菊島夫人はただちに逮捕され村山男爵の館へ。男爵の館の地下室には拷問道具と鉄製の檻があった…。

先の見えない戦争の最中、作家は酒場で働く女性と一緒に住むことを決めた。だが、幼少時代に遊郭に売り飛ばされた彼女は体を重ねても喜びを感じられず、二人は絶望のふちで互いの体を狂ったようにむさぼり合った。一方、中国戦線で片腕をなくして帰国した男は、精神的後遺症から性行為ができない体になっていた。

芸能界に憧れる男、その憧れを利用して男を食い物にしようとする者、そんな芸能界で生きる男たちの金と性の欲望を描いた、裏事情物。 デビューと引き換えに身体を要求され、強姦。パターンなんだけどそそられる。大阪ロケの風景もGOOD!です。