顔も知らないエージェントに惚れられ、殺し屋は2人の関係に“期限”が近づいたことを知る。そして、殺し屋に恋をしたもう一人の女。一方、失恋した女は、前の恋を忘れるまでの“期限”つきで、口のきけない男と付き合う……。香港を舞台に、5人の男女の物語が交錯する。

未来から来たサイボーグと、彼女に惹かれていく青年の奇妙な共同生活を描くファンタジックなラブストーリー。「猟奇的な彼女」「僕の彼女を紹介します」のクァク・ジェヨンがメガホンを取り、大胆な彼女と控えめな彼氏の基本設定にSFファンタジーとアクション要素を絡めた恋物語を描き出す。 21歳の“僕”(小出恵介)を救うために未来の“僕”が現在の自分に送ったという最高にキュートな“彼女”(綾瀬はるか)は、やることなすことすべてが大胆でラフなサイボーグだった。“彼女”は“僕”のピンチを幾度となく救ってくれるが、感情を一切持たない“彼女”に思いが伝わらず、“僕”は一方的に別れを告げてしまう。しかしそれは、決して起こるはずのなかった、運命を変えてしまう“恋”の始まりだった。

31歳にしてカンヌ国際映画祭新人監督賞やアカデミー賞にもノミネートされるというアジア映画の天才監督、トラン・アン・ユンによるベトナム映画。黒沢明を彷彿とさせる、独特の映像美学が感じられる作品だ。

継母であるトレメイン夫人とその娘たちにいじめられ、メイドとしての日々を過ごす薄幸の少女シンデレラ。継母や義姉たちが舞踏会の仕度をする一方、シンデレラは今日も家事をおしつけられていた。それでもいつか幸せが来ると信じる彼女に、仲良しの優しいネズミがドレスを用意するが、そんな衣装も義姉たちにやぶられてしまう。悲しみにくれるシンデレラの前に、魔法使いのフェアリー・ゴッドマザーがやってくるが……。

子ども欲しさに、瀕死の兵士との間に一児をもうけた看護婦。生まれた子どもはガープと名づけられ、健やかに成長していくのだが……。彼の数奇な運命をユーモアとペーソスを交えて綴った人間ドラマ。

アカデミー賞を受賞した「アルゴ」以来となるベン・アフレックの監督作で、「ミスティック・リバー」や「ゴーン・ベイビー・ゴーン」でも知られるデニス・ルヘインのノワール小説を映画化した犯罪ドラマ。禁酒法時代のボストンで厳格な家庭に育ったジョーは、警官幹部である父に反発し、ギャングの世界に足を踏み入れていく。ある日、強盗に入った賭博場でジョーはエマと出会い、やがて2人は恋に落ちる。しかし、エマは対立組織のボスの娼婦で、超えてはいけない一線を超えてしまったジョーの運命は大きく狂わされていく。