アルフレッド・ヒッチコック監督の渡米第1作で、ダフネ・デュ・モーリアのベストセラー小説の映画化作品。イギリスの富豪のもとに嫁いだ後妻が、亡くなった先妻レベッカの幻影に悩まされていく。

1938年、日中戦争の激化によって中国本土から香港に逃れていた女子大学生・王佳芝(ワン・チアチー)は、学友・鄺祐民(クァン・ユイミン)の勧誘で抗日運動をかかげる学生劇団に入団。翌年、佳芝も地下工作員として、暗殺の機を窺うため特務機関の易(イー)を誘惑したが、易の厳しい警戒で暗殺は未遂に終わる。3年後、再度、易暗殺の工作員として抜擢された佳芝は激しい性愛を交わすうち、すさまじい孤独の苦悩を抱える易にいつしか魅かれてゆく。

相棒のパドヴァンとともにトラックでゴミの回収・運搬をしながら、各地を渡り歩く青年のクラスキー。あるとき2人は、路傍のさびれたガソリンスタンド兼カフェに立ち寄り、短髪でボーイッシュな雰囲気漂う若い女性のジョニーと巡り合う。ジョニーは、美青年のクラスキーに心惹かれるが、いざベッドで抱き合おうとしたところで彼が同性愛者であることを知り、ショックを受ける。それでも彼への想いを断ち切れない彼女は…。