1919年。廃墟と化したパリのオペラ座で、かつての栄華をしのばせる品々がオークションにかけられる。時はさかのぼり1870年代。全盛期のオペラ座は大勢の客でにぎわう一方、仮面の怪人“ファントム”の出没で、人々が不安に陥っていた。そんな中、若きコーラスガールのクリスティーヌは、ファントムを自分の“音楽の天使”と信じて敬う。やがて彼女はファントムのおかげでチャンスをつかみ、一躍スターとなる。

元・夫、ニック・パーカー(デニス・クエイド)は、今やカリフォルニアにあるワイナリーのオーナー。元・妻、エリザベス・ジェームズ(ナターシャ・リチャードソン)はロンドンで活躍するウェディングドレスの人気デザイナー。船上で出会い結婚した二人は、愛し合っていたにもかかわらずお互いの夢のために離婚し、双子の娘達、ハリーとアニー(リンゼイ・ローハン・一人二役)のひとりずつを引き取って暮らしていた。そんな二人が運命のいたずらで11年ぶりに再会。両親を再び結びあわせようと娘達は張り切って計画を立てるが、大人の恋はそんなに簡単なものじゃない。この恋の行方はハッピーエンド?

巨匠ジョージ・キューカーが、1937年に映画化されたミュージカルをリメークして大ヒットしたジュディ・ガーランドとジェームズ・メイスン共演のミュージカル映画の傑作。映画スターに才能を見いだされた女性歌手が、ハリウッドで成功をおさめるまでを描く感動作。 コーラス・ガールのエスターが、ハリウッドの大スター、ノーマンに素質を見いだされた。ノーマンの口利きによって、エスターは次第にスターの階段を登っていく。そしてエスターは、ノーマンに対する深い愛情を覚える。だが、彼女がオスカーを手にするまでに至ったとき、ノーマンは落ちぶれて自殺をしてしまう……。

1962年、ボルチモア。ぽっちゃり体型だが前向きな16歳の女子高校生トレーシーは人気TV番組「コーニー・コリンズ・ショー」の憧れのキャスト、リンクと踊る日を夢見る。そんな時トレーシーは母エドナの反対を押し切って番組のオーディションに参加して一度は落選するが番組を司会するコリンズの目に留まり、レギュラー出演者の座を獲得。やがてトレーシーには黒人の友人が増えるが、番組が黒人を差別していると気付く。

八百長疑惑でNFLを追われた元トップ・プレイヤーのポール・クルー。すっかり落ちぶれてしまった彼は、ある日飲酒運転で警官とカーチェイスをして懲役3年の刑に。送られた刑務所で彼を待ち受けていたのは所長のヘイズン。彼は、看守のアメフトチームを強くしようと、ポールに当て馬となる囚人チームの結成を強要する。渋々引き受けたポールのもとに、看守たちに恨みを抱くコーチのネイト・スカボローはじめ個性的な面々が集まってきた。そして、試合に向けみるみる強くなる囚人チームに対し、危機感を抱いた看守たちの激しい嫌がらせが始まる…。

ウォーレン・ベイティが製作・初監督・脚本・主演の4役を手がけたコメディー。アカデミー美術・装置賞受賞。 前途有望なプロ・フットボール選手が交通事故で即死するが、それは天使のミスによるものだった。困った天界は彼の魂を殺されたばかりの若き実業家の中に送り込む。全く新しい人物となった彼は、再びフットボールの世界に乗り出すが……。

ロスタンの名作戯曲「シラノ・ド・ベルジュラック」を、ジョー・ライト監督が映画化したロマンティック・ミュージカル。自分の容姿に自信がない仏軍きっての騎士が、片想い相手の恋愛を応援するはめになり……。

ケネス・ブラナー監督が、主演にロバート・デ・ニーロを迎え、メアリー・シェリーの小説を忠実に映画化したゴシック・ホラー。生命創造に取り憑かれた若き科学者と、彼によって誕生した怪物の愛憎を描く。

1869年のルイジアナ。陸軍軍人のジム・ウエストは、”ニューオリンズの殺人鬼”と言われたマグラス将軍を追っていた。ある酒場で将軍を追いつめたウエストは、同じくマグラスを追っていた連邦保安官のゴードンと出会う。グラント大統領からの命で、2人はコンビを組むことになったのだが、性格も価値観も違う2人は反発し合うばかり…。