「アート・アニメーションの神様」として世界中のアニメーターたちから尊敬されるロシア人アニメーター、ユーリー・ノルシュテイン監督の代表作で、児童文学作家セルゲイ・コーズロフによる物語を映像化した短編アニメ。ハリネズミのヨージックは、友だちの子グマの家でお茶を飲みながら星を数えるため、夕暮れの野原を急ぎ足で歩いていた。しかしいつの間にか周囲に霧が立ちこめ、ヨージックは様々な体験をする。ノルシュテイン監督と撮影監督アレクサンドル・ジュコフスキーが本作のために新たに制作した大型撮影台「マルチプレーン」を用い、多層のガラス面に切り絵を配置する独自の手法で描いた。

博物館の学芸員で、言語学者であるマイロ・サッチは、アトランティスに関する新しい学説を発表するが、館長に無視される。そんな時、彼の前に、謎の女性、ヘルガ・シンクレアが現れる。彼女に連れられ、プレストン・ウィットモア氏のマンションに行ったマイロは、ウィットモア氏に熱意を認められ、アトランティスの探検隊に入れてもらう。

とある海辺の町の夏休み。中学生たちは花火大会を前に「花火は横から見たら丸いのか?平たいのか?」という話題で盛り上がっていた。そんな中、クラスのアイドル的存在のなずなが、母親の再婚のため転校することになった。なずなに思いを寄せる典道は、転校をしたくないなずなから「かけおち」に誘われ、時間が巻き戻る不思議な体験をする。