西暦932年、アーサー王と従者パッツィは配下に加わる勇敢な騎士を探す旅をしていた。やがて行く先々で騎士たちと出会い、彼らを従えて聖杯探しの冒険へ旅立つのだが…。果たして彼らは数々の難関をくぐり抜け、聖杯を手にすることができるのか?

西暦33年のエルサレム。ローマ帝国の圧政の中、イエス・キリストと同じ日に隣の家で生まれ、東方の三賢者に救世主と間違えられそうになったユダヤ人の青年ブライアン(グレアム・チャップマン)は、口うるさい母親マンディ(テリー・ジョーンズ)と共に生活していた。 ある日、ブライアンは母親から、自分の父がユダヤ人ではなくローマ兵であることを告げられる。怒った彼はローマ人に復讐をするべく、レッジ(ジョン・クリーズ)率いる過激派集団「ユダヤ解放戦線」に加入する。しかし、ローマ帝国の総督ピラト(マイケル・ペイリン)の妻の誘拐計画が失敗、ただ一人ブライアンだけが生き残る。脱走した彼は、危険人物のレッテルを貼られ、逃げ惑うはめになる。 追い詰められたブライアンは、ローマ兵の目をごまかすために、教祖のふりをして説教をする。ローマ兵はごまかせたものの、民衆はブライアンのことを救世主だと勘違い。ブライアンは救世主であることを必死で否定するが、どんどん信者は増える一方で、どこまでもブライアンについてくる。「解放戦線」のメンバー、ジュディス(スー・ジョーンズ=デイビス)と一夜を過ごしたのち、起きてみると外には大群衆が待ち受けていた。追い返そうとして何を言っても、群衆はてこでも動かない。 そうこうしているうちに捕まってしまったブライアンは、磔刑に処せられる。「解放戦線」のメンバーや、ジュディス、ついには母親にまで見捨てられたブライアンは絶望する。そこで、磔にされていた1人(エリック・アイドル)が「元気出せよ」とエンディング曲「Always Look on the Bright Side of Life」を歌いだすと、それに導かれ磔にされている全員が合唱を始める。

1808年、ナポレオン占領下のスペインで、抵抗派の男が「自由くたばれ!」と叫びながら処刑される。現代のパリでは、公園で遊んでいた少女が見知らぬ紳士からもらった観光地の写真を両親に見せると、両親はそこに写った建造物に眉をひそめながらも性的興奮を覚える。容態の悪化した父のもとへ急ぐ看護師の女は、道中で次々と奇妙な人たちに出会う。互いに関係のない不思議なエピソードの数々が、様々な偶然を介して緩やかに連結されていく。

列強進出が著しい清朝末期の広東。酔八仙(酔拳)を会得したものの、酒の勢いで暴走してしまうフェイフォンは、父ケイインから酔拳の使用を禁じられていた。一方、イギリスが領事館を通じて中国の国宝を国外へ密輸していた事実を察知した武術家マンケイは阻止に動く。ひょんなことからマンケイと知り合い事情を知ったフェイフォンだったが、やがて英国の魔手が彼とその仲間に及ぼうとしていた。

食中毒の発生したジェット機内のパニックをパロディ満載で描いたスラップスティック・コメディ。「JAWS/ジョーズ」に始まり「エアポート'75」「大陸横断超特急」など数々の作品がネタにされている。「ケンタッキー・フライド・ムービー」で注目を集め、近年では「裸の銃を持つ男」などでコメディ界に君臨し続けるトリオ“ZAZ”が手掛ける。

高級レストランの二人の客。フォークの汚れをボーイに注意すると、支配人が来て手厚くお詫びをされる。すると料理長が出てきて事態はますます大げさになり…。男たちが並んで訓練を受けている。指揮官は「スイカにしよう」と決心する。すると男たちは「スイカはもうやりました」とうんざりしたように答える。そこで彼は「バナナだ」と言いバナナに襲われた時の対処法を実演する...。

北欧のとある町を舞台に様々な人間の日常を描いたブラック・コメディ。

ピーター・バニングは40歳の企業付弁護士。妻モイラ、11歳のジャック、7歳のマギーという家族がいるが家族は仕事詰めなピーターに不満を感じている。行くと約束していた少年野球の応援もすっぽかし親子の絆はガタガタ。クリスマス休暇でバニング一家はモイラの祖母を訪ねロンドンに行く。一家はウェンディの邸宅でしばらく過ごしていたある夜、大人たちがパーティから帰ると子供たちの姿は消えドアにはジェームズ・フックからの脅迫文があった。何が起こったか見当もつかないピーターに、ウェンディが真実を告げる。ティンクが現れネバーランドに連れて行かれたピーターは子供たちを助けるために過去を思い出していく。

植民地を求め、遥か彼方の宇宙を行く探査船ダーク・スター。その船に積み込まれていた惑星爆破のための爆弾が流星群に突入した際に故障。クルーたちは船内での爆発を食い止めるため、思考メカニズムの付いた高性能爆弾を説得しようとするが……。